総合満足度 金利 手数料 セキュリティ サポート
4.04.0 4.0 4.0 3.0 4.0
良かった点
使いやすさとセキュリティを両立
不満な点
振込手数料が高い
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公開日:2015/07/20

総合満足度4.0 4.0

金利第一さん(男性・54歳・京都・会社員)
利用目的
  • 定期預金での貯金
利用期間 11年2ヶ月(2004年4月〜現在) *2015年6月現在
ネット銀行選びで重視した点
  • 定期預金の金利
  • セキュリティ対策
現在利用している銀行名とその目的
  • 住信SBIネット銀行 *日々の入出金・振込
  • 三菱東京UFJ銀行 *オークション・ネット通販支払
  • オリックス銀行 *定期預金

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

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インターネット銀行の老舗といえるジャパンネット銀行の特徴は良くも悪くも「安定感」だと思います。定期預金金利は常に高水準ですが、他行がやっているような飛び抜けた高金利キャンペーンはあまりありません。

ホームページの操作性、ハードウエアトークンを使ったセキュリティ等、他のネット銀行のお手本となるような基本的な機能を使いやすい形で提供しています。

無料で利用できるATMも充実しており、初心者の方が最初に作るネット口座としてもお勧めですが、最大の不満点は振込の手数料が他のネット銀行に比べて高いことです。

従って、高い金利を求めて色々なネット銀行を渡り歩く、といった使い方には向いておらず、比較的中規模な預金(50-100万円)を中期間(6カ月〜1年)で定期にしておいて必要な時にATMでお金をおろす、といった使い方が向いています。

銀行としては投資信託、外貨預金、果ては宝くじや公営競技といったリスクあるいはギャンブル性の高いサービスに誘導したがっているようですが、これらを無視して定期預金のみを金庫の代わりとして活用していけば安定した運用ができると思います。

またジャパンネット銀行に口座があればYahooかんたん決裁を手数料なしで利用することができます。Yahooオークションを頻繁に利用される方はジャパンネット銀行に口座を持っておくと便利です。

ジャパンネット銀行を選んだ決め手は?

  • 会社が信頼できる
  • 操作のしやすさ
  • セキュリティが安心

ジャパンネット銀行は日本で初めての本格的なネット専業銀行であり、既存の銀行と比較して圧倒的な高金利とネットならではの多機能と使いやすさを両立し、セキュリティについても先進的な取り組みをしてきた銀行です。

特に銀行に行かなくても入出金以外の処理は全てネットで可能、しかも24時間いつでも手続きができるということに魅力を感じて利用を開始しました。

他のネット銀行と比較・検討しましたか?

私がジャパンネット銀行を使い始めた10年前はネット専業銀行は少なく、他にはイーバンク銀行(現在は楽天銀行)とソニー銀行等があったと思います。

ジャパンネット銀行は三井住友銀行の傘下であり、経営に対する安心感があったことと、オークションの出品者が口座を持っていることが多かったので、ここを選びました。

なぜ、ジャパンネット銀行の利用をやめましたか?

全く利用していないわけではないので、正確にいえば「現在も利用中」なのですが、以前に比べて出番はかなり少なくなっています。

一つ目の理由はオリックス銀行の2週間定期預金の出現です。2週間で満期という超短期の定期でありながらジャパンネット銀行の2倍以上の金利を実現しています。

オリックス銀行はATMでの入出金ができないという、銀行としてのある意味最も重要な機能が欠けている特殊な銀行なので、ここをメインバンクには出来ないのですが、リアルなお金を扱わないネットならではの銀行ともいえます。

二つ目の理由は振込手数料無料サービスの出現です。ジャパンネット銀行は総合的に高い満足度を提供しているのですが、唯一、振込手数料が無料にならないという点でメインバンクにはなりにくくなっています。

現在私は日々の入出金、振込用として住信SBIネット銀行、定期専用銀行としてオリックス銀行を使っており、両者が持つ月間振込手数料無料の枠を最大限に活用しながら目的によって使い分けています。もし「そんな面倒なことはしたくない。どれか一つ選べ。」と言われたら総合力と金利の高さでジャパンネット銀行を選びます。

金利の高さ4.0 4.0

普通預金の金利 0.03%
定期預金の期間 6ヶ月
定期預金の金利 0.09% 100万円未満

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

私がジャパンネット銀行を使い始めた時は、都市銀行・地方銀行・ゆうちょ銀行のいずれよりもはるかに高い金利設定でした。その後、多くのインターネット銀行が参入してキャンペーン的なものも含めてジャパンネット銀行よりも高い金利を打ち出してきました。

しかし、なかなか高金利を維持できる銀行は少なく、いつのまにか並レベルの金利になってしまう銀行も多々あります。このような状況の中でジャパンネット銀行は業界最高ではないですが、常にトップグループに居続ける銀行、というポジションをキープしていると思います。

簡単に定期預金を作成できるが、最低預入金額が比較的高めである。

簡単に定期預金を作成できるが、最低預入金額が比較的高めである。

手数料4.0 4.0

よく利用する手数料のパターン
ネット振込
  • 利用頻度:振込はほとんどしない
  • 手数料:172円
  • 条件:ネット上で他行あて3万円未満
ATMからの引き出し込
  • 利用頻度:数ヶ月に一度ATMから引き出しをする
  • 手数料:0円
  • 条件:提携ATMで3万円以上の入出金の場合

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

振込については現在では残念ながら他行に比べて見劣りするものとなっています。自行宛無料、他行宛も月に数回は無料で振込めるネット銀行が増えてきている中で、自行宛であっても常に手数料が必要というのは満足できるものではありません。

例えば住信SBIネット銀行の場合は他行宛は月3回まで無料、その後は金額に関わらず154円なので、振込回数の多少に関わらずジャパンネット銀行の手数料は高いということになります。

いくら金利が比較的高いと言っても、10万円を6カ月定期にして得られる税引き後利息は37円です。これで振込機能を使ってしまうと赤字になってしまいます。

ATM手数料については、3万円以上の入出金であれば提携ATMと三井住友銀行、ゆうちょ銀行では手数料無料で行うことができます。提携ATMはセブン銀行(セブン・イレブン、)、E-NET(ファミリーマート、スリーエフ)、ローソンATM(ローソン)なので、三井住友銀行、ゆうちょ銀行と合わせれば多くの人が無料でATMを使えると思います。

セキュリティ3.0 3.0

セキュリティ機能
  • Webサイトログインパスワード
  • 振込、設定変更時にハードウエアトークンを用いたワンタイムパスワードの入力
  • 振込、ATM出金時等自動通知メール

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

振込やログインパスワードの変更などの重要な処理を行うときにハードウエアトークンを使います。

使い方はとても簡単で、ハードウエアトークンに表示されている6ケタの数字を入力するだけです。ハードウエアトークンは親指より一回り大きいUSBメモリの様な形状でキーホルダーにつけるリングもあります。

ボタンは無く小さな液晶画面に常に6桁の数字が表示されています。この数字は数十秒ごとに自動的に変化するので、ユーザは何の操作をすることも無く、ただ表示された数字をパソコンの画面に入力するだけです。

ハードウエアトークンを使ったワンタイムパスワード入力の説明画面。

ハードウエアトークンを使ったワンタイムパスワード入力の説明画面。

ゆうちょ銀行が提供しているハードウエアトークンはテンキーがあり、トークンを操作するときにパスワードを打ち込む必要があります。セキュリティレベルの観点からするとゆうちょ銀行の採用している方式の方がより高いレベルですが、操作が複雑で使い勝手も今一つです。

その意味ではジャパンネット銀行の採用している方式はセキュリティと使い勝手のバランスが取れていると思います。

その他、振込・入出金があった場合、定期預金が満期を迎えるときなどにメールで自動通知する機能があり、通知する内容も細かく設定することができるので、必要かつ十分なお知らせを受けるようカスタマイズしておくことが重要です。

お知らせメールの設定画面。どの取引があった時にどのメールアドレスに通知するかを細かく指定できる。

お知らせメールの設定画面。どの取引があった時にどのメールアドレスに通知するかを細かく指定できる。

またATMでの出金や振込の上限額設定も簡単に行えるので、普段は最低限の設定にしておいて必要な時だけ上限額を上げるようにしています。

ATM出金限度額設定画面。「明日お金を下ろすので、明日だけ出金できるようにしよう」といった使い方が可能。

ATM出金限度額設定画面。「明日お金を下ろすので、明日だけ出金できるようにしよう」といった使い方が可能。

サポート4.0 4.0

ジャパンネット銀行は三井住友銀行の傘下にあり、またヤフーも同額の出資を行っています。ここ数年の業績は安定して収益を出しており、預金額・貸出金とも順調に増加しています。

預金額についてはネット専業銀行の中でもあまり上位ではありませんが、銀行の健全性を示す指標の一つである自己資本比率は39%あります。8%あれば安心、大手都市銀行でも10%台のところがほとんどである中、この数字は驚異的です。

普通預金・定期預金は一般の銀行と同様に1,000万円までは預金保護の対象になっているので万一のことがあっても元金は帰ってきます。ジャパンネット銀行では投資信託も扱っていますが、こちらは保護の対象ではないので注意が必要です。

ホームページの構成はすっきりしていて操作性もよいので、今までサポートを利用したことはありません。

ネット銀行 全般 Q&A

ネット銀行・インターネットバンキングのメリットは?

1位 定期預金の作成が簡単で金利も高い
2位 銀行振込がいつでもどこでも可能
3位 ネット証券と組み合せた資金運用が可能

ネット銀行・インターネットバンキングのデメリットは?

1位 不正利用による被害にあう可能性がある
2位 振込や入出金に関する条件の理解が必要
3位 ネットに対する操作に慣れている必要がある

どのようなきっかけでネット銀行を利用しようと思いましたか?

通販サイトやオークションの利用が増えるに従って銀行振り込みを利用する機会が増えてきました。平日勤務のサラリーマンとしては銀行の窓口やATMに行くことができる時間が限られており、インターネットバンキングを使うことにしました。

インターネットバンキングを使い始めると一層振込を利用する機会が増え、ある程度のお金を常時口座においておく必要が出てきました。

しかし単純に普通預金に置いておくと利子はほとんど期待できないので、なるべく短期間で高金利な定期預金を提供しているインターネットバンキングを探すようになりました。

「ネット銀行の選び方」としてどのようなアドバイスをしますか?

まず「何故インターネットバンキングを使いたいのか」というのを整理する必要があると思います。

主に銀行振込を使うというのであれば、一定の条件で振込手数料が無料になるところがありますので、その条件を調べましょう。

ATMで入出金を頻繁に行いたいのであれば、同様に無料となる条件や利用できるATMの数のチェックが重要です。

定期預金でお金を増やしたいのであれば金利が高いところや定期の期間、解約の条件をチェック。

もっと積極的にお金を増やしたいのであればインターネット証券との連携が出来るところを選び、株や投資信託などと組み合わせることも検討しましょう。但しこれらはお金が減るリスクがあります。

ネット銀行をどのように活用していますか?

私は3つのインターネットバンキングを使っています。

1つ目は住信SBIネット銀行です。他行への振込手数料が月3回無料であることと、多くのATMで手数料無しで入出金できることから、メインバンクとして使っています。

2つ目はオリックス銀行です。ここは定期預金の金利が高く、特に2週間満期の定期は普通預金に近い使い勝手で普通預金の10倍程度の金利を得ることができるので、定期預金専用として使っています。

3つ目は三菱東京UFJ銀行です。ここは早くから自行への振込手数料が無料だったため、多くのネット通販・オークション出品者がここに口座を持っているので振込用として使っています。

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