総合満足度 金利 手数料 セキュリティ サポート
4.04.0 4.0 4.0 3.0 4.0
良かった点
定期預金の金利が高い
不満な点
セキュリティ機能が少し見劣りする
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公開日:2015/07/20

総合満足度4.0 4.0

金利第一さん(男性・54歳・京都・会社員)
利用目的
  • 定期預金での貯金
利用期間 5年1ヶ月(2010年4月〜現在) *2015年5月現在
ネット銀行選びで重視した点
  • 定期預金の金利
  • 手数料・維持費
現在利用している銀行名とその目的
  • 住信SBIネット銀行 *日々の入出金・振込
  • 三菱東京UFJ銀行 *オークション・ネット通販支払
  • ゆうちょ銀行 *オークション

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

オリックス銀行は他の銀行と比較するとかなり異色の存在です。提供する機能は普通預金・定期預金・振込くらいで、実店舗も無く提携ATMでの入出金機能すらありません。つまりここに直接お金を預けることも引き出すこともできないのです。

この銀行の最大の、そしておそらく唯一のメリットは定期預金です。金利は数ある銀行の中でも最高レベルであることに加え、2週間定期という超短期間の定期預金があります。他に2週間以下の定期預金があるのは今のところSBJ銀行、東京スター銀行、新生銀行、楽天銀行くらいです。

2週間定期預金の最低預入金額は50万円なので手元に100万円の余剰資金があった場合、50万円の定期預金を1週間ずらして自動継続で2つ作成しておけば、事実上毎週50万円の満期となる定期預金を持つことができます。

クレジットカードで大きな買い物をしたときや、ボーナスをもらってから学費、車検、税金等の一時的な出費までの間を普通預金ではなく定期預金とすることにより効率的に利子を得ることができます。

突然の出費が必要になった時なども1週間くらいは余裕がある場合がほとんどなので、途中解約の心配無く定期預金を作成できるのは大きなメリットといえます。

初めてインターネット銀行を使う場合どの銀行が良いか、という問いに対してオリックス銀行が候補になることはまずないでしょう。既にインターネット銀行に口座があるが、より効率的かつ安全にお金を増やしたい、ということであればオリックス銀行は最有力候補だと思います。

機能が少なく不便な面はありますが、逆に不要な機能をカットすることにより高金利を実現しているともいえますので、そのあたりの特性を理解した上で活用すればメリットが大きい銀行といえます。

オリックス銀行を選んだ決め手は?

  • 定期預金の金利の高さ

私がオリックス銀号を使っている理由は定期預金の利便性が高いことです。他のインターネットバンキングと比較しても常に最高レベルの金利を提供しています。

一時的にオリックス銀行より高い金利を提供してくるところもありますが長続きしないところも多く、この数年間で常に最高レベルであるということは評価できます。

また2週間満期という定期預金としては超短期な商品もあります。金利も6カ月定期と同等であり、他行の1年定期よりも高い金利を実現しています。

他のネット銀行と比較・検討しましたか?

実店舗を持たず高金利をアピールする銀行としてじぶん銀行があります。実際私もここに口座を作ってしばらく使っていましたが、段々と金利が下がってきたことと、三菱東京UFJ銀行以外への振込手数料が有料であることがデメリットであり、現在は使っていません。

金利の高さ4.0 4.0

定期預金の期間 1年 / 2週間
定期預金の金利 1年 0.25% / 2週間 0.2%

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

簡単に定期預金を作成できるが、最低預入金額が比較的高めである。

簡単に定期預金を作成できるが、最低預入金額が比較的高めである。

定期預金の金利だけを考えた場合は★5つです。最も短い預入期間である2週間定期預金であっても、他のほとんどのインターネットバンキングの1年定期よりも高い金利を実現しています。★を1つ減らした理由は最低預入金額です。2週間定期預金は一口最低50万円、他の定期預金は最低100万円が必要です。

普通預金の金利は標準レベルで特に金利が高いということはありません。この銀行ではATMが使えないという特性上頻繁な入出金ができず、普通預金を目的としてここを使う意味はあまりありません。

手数料4.0 4.0

よく利用する手数料のパターン
ネット振込
  • 利用頻度:数ヶ月に一度振込する
  • 手数料:0円
  • 条件:ネット上で自行あては無料、他行あては月2回まで無料
ATMからの引き出し込
  • 利用頻度:ATMからの引き出しは対応していない

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

他行への振込手数料が月2回まで無条件で無料というのは他行と比較してもかなり良い条件です。しかし問題なのはATMを使って入出金が出来ないということです。入出金を行うためには一旦他の銀行を介して行うしかありません。もしもオリックス銀行をメインバンクとして考えるのであれば★は1つです。入出金が出来ない銀行なんて。。。

ではなぜ私は★4つをつけたかというと、オリックス銀行では定期預金しか使わないからです。まず定期を作成するために、一旦別の銀行の自分の口座にATMを使って入金します。

その銀行からオリックス銀行に振込を行い、その後にオリックス銀行で定期を作成します。出金したい場合は、逆に別の銀行の自分の口座に振込を行い、ATMを使って出金することになります。

ここで重要なのはオリックス銀行から他行への振込手数料が月2回まで無料ということで、もしもこれが有料であればいくら金利が高いと言っても利子は手数料で消えてしまうので、この銀行を使う意味はありません。

多少面倒ではありますが、もう一つ別のインターネットバンキング、特に他行宛無料振込ができる銀行と組み合わせてお金を移動することにより、短期間であっても定期預金を使って効率的に利子を得ることができます。

セキュリティ3.0 3.0

セキュリティ機能
  • Webサイトログインパスワード
  • 振込実行時確認番号入力
  • 振込実行時自動通知メール

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

振込を行う際には確認番号の入力が必要です。確認番号は銀行から発行される「ダイレクト預金お客様カード」に記載されている番号を入力するタイプになります。16種類の確認番号(1桁の数字)があり、取引時に毎回指定される番号に対応した確認番号を入力します。

振込時には確認番号を4つ入力する必要がある。

振込時には確認番号を4つ入力する必要がある。

この方式は現在では使い勝手・セキュリティ強度の面から見劣りしていると言わざるを得ません。例えば住信SBIネット銀行は同様の確認番号方式ですが24種類・2桁の番号を採用しています。

またスマートフォンアプリを使った「スマート認証」を使用することもできます。ジャパンネット銀行はワンタイムパスワードを生成するハードウェアトークンを使っています。

写真左はオリックス銀行の確認番号、写真右はSBIネット銀行の認証番号。写真上はジャパンネット銀行のワンタイムパスワードトークン。

写真左はオリックス銀行の確認番号、写真右はSBIネット銀行の認証番号。写真上はジャパンネット銀行のワンタイムパスワードトークン。

確認番号についてはユーザ側では何も対処できないので、ログインパスワードの管理を厳重に行うしかありません。1日当たりの振込・振替限度額設定ができるので、必要な時以外は小さな金額にしておくと良いでしょう。これを変更するためには生年月日の入力が必要です。

振込時には通知メールが自動的に送られてくるので、心当たりが無い振込が行われた場合はすぐにチェックしましょう。

1日当たりの限度額を下げておくことにより、被害を最小限にできる可能性がある。

1日当たりの限度額を下げておくことにより、被害を最小限にできる可能性がある。

サポート4.0 4.0

オリックス銀行はもともと山一證券の子会社である山一信託銀行をオリックスが引き継ぎました。インターネットバンキングを始めたのは2001年であり、老舗といえます。預金残高は約1兆円で地方銀行の中位クラスと同じ規模です。

現時点の財務体質も良好であり、親会社のオリックスも金融部門に力を入れていますので、安定していると思います。

1,000万円までの預金はペイオフの対象となりますので、少なくとも1,000万円以下の預金については安心です。

提供している機能が少なく、ホームページの操作性もわかりやすいので今までサポートを利用したことはありません。

ネット銀行 全般 Q&A

ネット銀行・インターネットバンキングのメリットは?

1位 定期預金の作成が簡単で金利も高い
2位 銀行振込がいつでもどこでも可能
3位 ネット証券と組み合せた資金運用が可能

ネット銀行・インターネットバンキングのデメリットは?

1位 不正利用による被害にあう可能性がある
2位 振込や入出金に関する条件の理解が必要
3位 ネットに対する操作に慣れている必要がある

どのようなきっかけでネット銀行を利用しようと思いましたか?

通販サイトやオークションの利用が増えるに従って銀行振り込みを利用する機会が増えてきました。平日勤務のサラリーマンとしては銀行の窓口やATMに行くことができる時間が限られており、インターネットバンキングを使うことにしました。

インターネットバンキングを使い始めると一層振込を利用する機会が増え、ある程度のお金を常時口座においておく必要が出てきました。

しかし単純に普通預金に置いておくと利子はほとんど期待できないので、なるべく短期間で高金利な定期預金を提供しているインターネットバンキングを探すようになりました。

「ネット銀行の選び方」としてどのようなアドバイスをしますか?

まず「何故インターネットバンキングを使いたいのか」というのを整理する必要があると思います。

主に銀行振込を使うというのであれば、一定の条件で振込手数料が無料になるところがありますので、その条件を調べましょう。

ATMで入出金を頻繁に行いたいのであれば、同様に無料となる条件や利用できるATMの数のチェックが重要です。

定期預金でお金を増やしたいのであれば金利が高いところや定期の期間、解約の条件をチェック。

もっと積極的にお金を増やしたいのであればインターネット証券との連携が出来るところを選び、株や投資信託などと組み合わせることも検討しましょう。但しこれらはお金が減るリスクがあります。

ネット銀行をどのように活用していますか?

私は3つのインターネットバンキングを使っています。

1つ目は住信SBIネット銀行です。他行への振込手数料が月3回無料であることと、多くのATMで手数料無しで入出金できることから、メインバンクとして使っています。

2つ目はオリックス銀行です。ここは定期預金の金利が高く、特に2週間満期の定期は普通預金に近い使い勝手で普通預金の10倍程度の金利を得ることができるので、定期預金専用として使っています。

3つ目は三菱東京UFJ銀行です。ここは早くから自行への振込手数料が無料だったため、多くのネット通販・オークション出品者がここに口座を持っているので振込用として使っています。

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