総合満足度 取引コスト モバイル対応 会社の信頼性 注文機能
5.05.0 5.0 5.0 5.0 5.0
良かった点
手数料が安く、PTS取引もできる
不満な点
テクニカル分析の切り口が少ない
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公開日:2017/01/29

総合満足度5.0 5.0

AN0969さん(男性・38歳・東京・自営業)
株式投資歴
  • 10年8ヶ月(2006年4月〜現在)*2016年12月現在
    • 中級者
     *投資スタイル:
    • スイングトレード
今まで出した利益
  • 利益は出ている
*直近1年での利益:
  • 100万/年以上の利益
利用期間
  • 10年8ヶ月(2006年4月〜現在)*2016年12月現在
利用経験のあるその他のネット証券
  • 松井証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券
  • SMBC日興証券

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

SBI証券は、初心者の方に多い現物取引の手数料が安く、10万円以下の取引では最安水準にあり、コストが気になる人にとっては非常に有難い。

また、個別株以外に投資信託やETF等の商品選択肢が豊富にある。しかも、どの銘柄が良いか迷った場合でも、独自のスクリーニングツールがとても便利で、移動平均やMACDのGCなどの条件で絞る事ができる。

移動平均やGCなど条件を絞り銘柄を絞れる

まだテクニカル分析の勉強が不十分だった頃は、大型優良株や成長型株などの希望条件を選ぶだけで候補を絞ってくれたので、銘柄選択の時間を節約でき非常に助かった。株のメリットでもある株主優待から探すことも可能だ。

銘柄は、株主優待の中から検索することも可能

各銘柄では関連したニュースやPER、移動平均値、VWAPなどの数値、チャートや信用情報、優待情報などが確認できるので、私は、エントリーポイントや利益確定ポイントを決める際に役立てている。

取引画面で各銘柄のニュースやPER等チェック可能

また、将来的に株以外に金融商品を広げたい場合でも、FX・外国株・先物・eワラントなどにも対応しているので、長く付き合える口座になると思うし、夜間(PTS取引)に取引することもできるので、昼間は仕事で市場がチェックできない人でもトレードを始めるハードルが下がると思う。

一方、取引ツールについては、他社の方がテクニカル分析の切り口が豊富なので、多様な分析手法への対応は改善を希望したい。

SBI証券を選んだ決め手は?

  • システムの安定性
  • 会社の信頼性

私が口座開設を検討していた時から、ネット証券の中でも手数料の安さを売りにしているだけあって、口座開設数も多く、国内株の個人売買代金もトップだったので、皆が選んでいるなら…という理由が最も大きかった。

ネット証券は、システム障害が一番不安だったが、冗長化やバックアップサイトの存在を知って、安心して始めることにした。

他のネット証券と比較・検討しましたか?

マネックス証券やライブスター証券、岡三オンライン証券などを検討した。

取引ツールの利便性や一部現物手数料の値下げなどもあったようだが、当時は手数料や人気面でSBI証券の方が上回っていたし、取扱商品数にも大きく差があった。

SBI証券の不満な点をお聞かせください。

株価の分析に利用する取引ツールは他社の方が優れていると思う。テクニカル分析の切り口が少なく、上昇シグナルの根拠がもう少し欲しい場合に、歯がゆい思いをする事が多い。

しかし、最低限の分析はできるので、細かい分析を好まないタイプの人には全く問題ない。

手数料・取引コスト5.0 5.0

なぜ初心者にとって重要か
口座開設費用や管理料はかからないが、手数料は必ず発生するので、安いに越したことはないと思うから。

初めてのうちは不安が大きいので、利益を伸ばすことより、コストを小さくする方に意識が向いている場合が多く、購入代金も小さいと思うので、手数料を重視して選ぶことは重要だと思う。

私は近い将来に信用取引も始める予定だったので、現物取引だけでなく、信用取引の手数料も含めて総合的に判断した。

例えば、10万円以下の現物取引は業界最安水準だけど、信用取引となるとそうではない会社があったり、また、逆のケースもあった。自分に合う取引方法がわからないうちは、合計値が小さい会社の方が、融通が利くと思う。

モバイル対応5.0 5.0

なぜ初心者にとって重要か
外出時に発生した緊急のニュースや価格急変に際して、発注や利益確定の注文が容易にできるから。

モバイルアプリは非常に便利。主要指標やニュース、ランキングなど速報性をチェックしたい事項が一覧で確認できるし、保有銘柄などを登録しておけばスクロールなしで7つ程度は同時に確認できる。

表示項目も、現在値、前日比、高値安値と最低限の情報が揃っている。

スクロールなしで7種の情報を確認でき便利

常にPCの前で市場を追うことができないので、私は、これまでの価格の動きについては、PCを使って分析し、サポートラインやレジスタンスラインなどの重要な価格帯に近づいたタイミングでは、スマホを使って注文を行っている。

会社の信頼性5.0 5.0

なぜ初心者にとって重要か
信頼性は、手数料の低水準維持やサービスの充実につながるので、長期の資金運用には欠かせないから。

口座開設数の実績が裏付けるように多くの人に支持されるということはそれだけ信頼性が高いということ。手数料の安さだけではトップを維持するのは難しく、サービスの充実があってこそだと思う。

実際に、投資信託やETF等の商品選択肢も豊富だし、IPOの取扱数もネット証券でトップ。特にIPOの主幹事に選ばれる機会が多いという事も、信頼性が高い要因の1つだと思う。

IPO銘柄は初値を上回る事が多いため、抽選になるほど人気が過熱するケースが多い。

IPO申込画面。抽選になるほど人気

SBI証券に口座があれば、IPO銘柄の抽選に参加できる機会が増える事になるので、それだけ利益を得る機会に恵まれることにつながる。

注文機能の多さ5.0 5.0

なぜ初心者にとって重要か
株価が暴落したり、夜間に大きく変動した場合に何もできない事が不安につながるが、注文機能が多いとしっかりと暴落に備えることができる。

昼間仕事をしていて、9時から15時はどうしてもチェックできないので、株を始められないと悩んでいる人にはPTS取引ができる点もSBI証券のメリットの1つ。

デイタイムセッションは8時20分〜16時、ナイトセッションは19時〜23時59分と取引時間が長く、手数料も通常の取引所取引より約5%程度安くなる。

私の場合、15時以降に発表される決算発表を職場からの帰宅時にチェックして、大きく伸びそうな銘柄は、19時からのナイトセッションで購入し、翌日、上がったところで利益を確定するといった方法で利用している。

初心者へのアドバイス

そのほかに初心者におすすめのネット証券会社はありますか?

他のおすすめのネット証券会社
    • 楽天証券

SBI証券の弱点がトレードツールなので、それを補う意味で楽天証券のマーケットスピードを薦めたい。諸条件を満たせばツール自体も無料で使えるし、日経新聞のコンテンツも無料で見られる。

アプリも非常に使いやすく、アラーム機能も数多く設定できるので、常に市場をチェックできない人にもおすすめだ。

口座はいくつ開設するべきですか?

3〜4つ。初めのころはどの銘柄が良いか悩むことが多いが、IPO銘柄は上昇確率が高いのでおすすめ。

そのIPO銘柄の抽選に参加するためには主幹事や副幹事の証券会社に口座を開いて入金しておくことが最低条件だ。良く主幹事になるSBI証券、SMBC日興証券、マネックス証券などはIPOに強いと評判だ。

口座にはいくら入金するべきですか?

30万円程度とアドバイスしたい。私の場合、株を始めた当時の余裕資金でもあるが、1か月の給与相当額を目安に始めるのが良いと思う。

増えればボーナス、減っても減給程度と思える額であれば、始めるハードルも低くなるのではないか。

どんな銘柄にするべきですか?

テーマ株やランキングなども参考にするが、一番はテクニカル分析を重視して選んでいる。

移動平均によるトレンドやオシレータによるシグナルなど、上昇シグナルのサインを5つ程度設定して、3つ以上当てはまった場合に購入するなどのルールを決めている。

4つ以上や5つ以上当てはまる場合は、購入する株数を増やす事にしている。ブログやサイトなどで推奨銘柄を公表している場合もあるが、自分で勉強して購入した方が納得も行くし、必ず自分の力になっていくと思う。

初心者はどのように勉強すればよいですか?

相場の動きを予想するのはプロでも難しいと言われている。テクニカル分析などを勉強した後は実践で利益を得たり、損失を出しながら勉強していくのが一番だと思う。

最近は、多くのネット証券会社で、バーチャル取引を体験できるので試してみるのも1つの手ではないか。

取引する上で注意することは何ですか?

結果をきちんと分析することが大事。

成功しても失敗しても、自分の考えたシナリオ通りの価格まで到達したのか、反転したタイミングはどうか、なぜ想定と反対の動きになってしまったのか、など成否の原因を掴むことが自分の癖を見つけ、次の取引に必ず役に立つので「なんとなく」で取引する事だけは避けた方が良いと思う。

ネット証券 全般 Q&A

どのようなきっかけで株取引を始めようと思いましたか?

学生時代から経済に興味があり大学院まで進学したので、得た知識を利用して資産運用に活用したいと考えていた。

就職後、チャート分析の勉強をしながら運用資金を貯めて、相場を常にチェックできなくても価格の動きがある程度読めるようになってきたタイミングで株の長期投資を始めた。

株取引を始める前、どんな不安がありましたか?

もちろん、損をする可能性がある事は大きな不安ではあったが、きっちりと損切りのルールを作成することでマイナスの額が確定するので、それ以上の利益を出せれば退場させられることはないだろうと考え、損切りのルールだけは順守することを徹底して取引をしている。

どのようなトレードスタイル、投資法で株取引を行っていますか?

スイングトレードと呼ばれる手法で、1週間から1か月程度の期間で株を売買する。

トレンドが出ている期間、株を保持して差益を狙う。下げトレンドが発生している場合は売りから入ることもある。新興株や小型株ではなく、比較的中・大規模株や指数を選択する場合が多い。

株取引の魅力は何ですか?

自分の想定した戦略通りに価格が動いたときや利益が出たとき、日本全体の景気が良くなると感じたときに明るい気分になる事。

また、金銭的な余裕は心の余裕につながるので、生活資金に余裕ができると、あまり感情的になることが少なくなったと思う。

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