大和証券を選んだ決め手は?
初めての証券取引でしたので、できるだけ身近に支店もあって、なおかつ自分の仕事をしながらの取引でしたから、時間に縛られないネット取引ができる証券会社を選びました。
当時はネット取引が可能な証券会社といえば松井証券などが有名でしたが、地域的(徳島)にみて松井証券のような中小かつ支店の少ない証券会社はやはり不安であり、やはり地元で長らく商売している野村証券や大和証券のような大手証券会社から選びたかったのです。
東洋証券、フェディリティ証券、などと比較し、それぞれ、のちに口座を開設しましたが、証券会社ごとに投資方針を変えて、資金を運用していました。
具体的には大和証券は株式売買中心の長期投資、東洋証券は株式売買でのデイトレード、フェデリティ証券は投資信託運用と方針を固定していました。(一部例外もあります)
他のネット証券と比較・検討しましたか?
元銀行員としてお金に携わっていたものでも、さすがに株式取引という世界は未知数の世界でした。自分の決断一つでお金がふえたり減ったりするわけですから当然です。慎重の上にも慎重でこの株式取引の世界へ入りました。
さらにネット取引は便利ですけど、あくまで指導者がいるわけでなく、すべて自分で学ばなければなりません。
すべてベテランなら即他のネット証券会社の呈示条件見て入れるでしょうけど、全く株式取引素人だった私にはやはり、失敗は極力避けたかったので大手証券会社でしっかり訓練を積んでから、余力ができれば次のネット証券会社取引へと進みたかったわけです。
そう意味で、最初から他のネット証券会社を検討する余地はなかったわけです。
大和証券の不満な点をお聞かせください。
初心者には向いていると思いますが、デイトレードして短期間に利益を出したいトレーダータイプの人にはまず、売買手数料が高すぎますね。
デイトレードしたいのなら、そういう取引スタイルに応じたネット証券専業が今はたくさんあると思います。
なぜ、大和証券の利用をやめましたか?
株式売買をしていたピークにはすべての証券会社でのトータル運用資金を3千万円までふくらましていました。
しかし2008年9月に発生したリーマンブラザースの破たんをきっかけとしたリーマンショック以降、急激に運用状態が悪化し、しかもその後の民主党政権の運営も日本経済を上昇基調に導けず、大きな損失を抱えたまま消極的な運用方針に転換しました。
損切を繰り返し、最後まで大幅に損失を抱えたまま、アベノミクスによる日本の株式上昇トレンドに乗る前にはすでにすべての証券会社の口座を解約し株式市場から完全撤退をしていました。