総合満足度 取引コスト 情報サービス 取扱商品 システム
5.05.0 4.0 5.0 5.0 5.0
良かった点
取扱商品・サービスが充実、長く付き合える
不満な点
手数料が業界一安いわけではない
Pocket

公開日:2016/05/08

総合満足度5.0 5.0

みーこ001さん(女性・37歳・広島・会社員)
株式投資歴
  • 1年4ヶ月(2014年10月〜現在)*2016年2月現在
    • 中級者
     *投資スタイル:
    • 長期投資
今まで出した利益
  • 利益と損失トントン
*直近1年での利益:
  • 利益と損失トントン
利用期間
  • 1年4ヶ月(2014年10月〜現在)*2016年2月現在
利用経験のあるその他のネット証券
  • カブドットコム証券

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

SBI証券は、口座開設数はネット証券No.1、オリコンの顧客満足度調査でも9度連続1位を獲得している人気の証券会社です。人気の理由は様々ですが、私自身は「バランスの良さと積極性」が非常に気に入っています。

まず、「バランスの良さ」には3点あげられます。

・手数料のバランスが良い
金額が多くても少なくても、どの商品でも手数料が業界最低水準です。

・画面が使いやすい
「自分がいくらで購入したのか」「現在の利益は」などのポートフォリオ情報が一目で分かります。シンプルで無駄な情報がありません。

最近人気の株主優待は、「株主優待検索」を使えば、自分の気に入った業界や、配当の時期を選んで投資することも可能で、とても便利です。

・初心者にも中堅投資家にも使いやすい情報サービス
投資情報を提供するモーニングスター社やロイターと提携して、朝のニュースや取引中の情報をタイムリーに提供してくれます。

個人的には、東洋経済社の「四季報」が無料で見られるため、気になる会社の財務状況をじっくり研究することができるのが気に入っています

次に、「積極性」は

・商品取扱いの多さ
中国株式や外国株式の取扱い、IPO銘柄の取扱いが豊富です。新しい金融商品を積極的に取扱いしている印象があります。

・住信SBI銀行との提携によるMRFの廃止
SBI証券は、証券会社のMRF(いわゆる普通預金のようなもの)を廃止して住信SBIネット銀行のハイブリット預金の額を買付け余力へ反映するようにしました。この出来事は画期的で驚きました。

現在、私は他社の給与口座から住信SBIネット銀行へ毎月一定金額を自動で取り寄せる「定額自動振込サービス」を利用して投資用資金をプールしています(手数料は無料)。

このようにSBI証券は初心者にも投資のプロにも満足できる幅広いサービスを提供し、新しいサービスや商品の取扱いに積極的に参入する、結果として長いお付き合いができる会社だと思います。

SBI証券を選んだ決め手は?

  • 手数料・取引コスト
  • 情報サービス

投資に興味があり、取引する証券会社はなるべくコストがかからないところが良いと思っていましたので、ネット証券を中心に検討しました。

口座を開設したのは2004年でしたが、その頃からSBI証券(当時は、イー・トレード証券)の人気・知名度は抜群に高かったと記憶しています。

最終的に口座開設に至った理由は、「手数料の安さ」に加えて当時から積極的に情報ツールが無料で使えた点でした。投資初心者にも分かりやすいコンテンツがたくさんありました。

他のネット証券と比較・検討しましたか?

当時ネット証券の雄は松井証券でした。

口座開設を考えましたが、当時の松井証券は1日に複数回の取引を行う人(短期売買者)向けのサービスが充実しており、「1日に何度取引しても定額」という手数料体系でした。

そのため、1日の取引回数が少ない自分向きではないと思いました。(現在では10万円以下の取引は無料になっています。)

SBI証券の不満な点をお聞かせください。

(あえて言うならば)業界に先駆けて取扱商品を増やす積極的な会社という印象があります。そのため、新しい商品やサービスが次々に投入されます。

じっくり自分の取引だけしたい、という方には少し煩わしく感じられるかもしれませんので、好奇心が強い人向けの会社といえるかもしれません。

手数料・取引コスト4.0 4.0

なぜ初心者にとって重要か
初心者の時は、手数料が安い方が「取引してみよう」という一歩が踏み出しやすいです。 また、自分が購入した銘柄が必ずしも自分の思った通りの値動きをしなかった時にスムーズに損切りすることが重要だからです。

口座を開設した当初、SBI証券は、ほとんどの手数料水準で業界最安値でした。今でも引き続き手数料の安さは業界でも上位を争う水準です。

投資を始めたばかりの頃に比べると取引金額やタイミングは頻繁になりましたが、それでも「手数料が高い」と思ったことはありません。

一方で、「業界で一番安い」手数料ではなくなっていることは少し不満です。特に、50万円までの取引手数料がもう少し下がることを期待しています。

情報サービス5.0 5.0

なぜ初心者にとって重要か
投資はズバリ「情報が命」です。特にネット証券の場合は自分で銘柄を決定しなければいけませんので、情報サービスが幅広く利用できるかどうかは重要です

初心者のころ「投資銘柄をどうやって選べば良いか」は常に悩みの種でした。その際にはSBI証券で銘柄をスクリーニング(条件にあてはまった銘柄を自動に探し出してくれる)で、次の投資先を見つけるきっかけとなりました。

またSBI証券では、「セミナー」をオンライン形式で行っており、専門家がその時々の旬な話題(状況)を解説してくれますので、このセミナーを通じて専門的な知識を得ることがしばしばありました。

また、ロイター社やモーニングスター社と提携しているため、場が開く前や場が開いている間にも常に最新情報を確認できます。

個人的には、東洋経済社の「四季報」が気に入っています。無料で見られるので、候補先の財務状況をじっくり勉強しています。

取扱商品の多さ5.0 5.0

なぜ初心者にとって重要か
投資を始めたばかりのころは「自分がどういう商品に投資したいか」が決まっていないことが多いと思います。 SBI証券は取り扱い商品が多く、自分に合う商品を選びやすいです。

初心者のころは「ミニ株」や「投資信託」からチャレンジしましたが、SBI証券は銘柄数が豊富で、自分が興味を持った株や投資信託をストレス無く選ぶことができました。

また、SBI証券は、IPOの主幹事を多数引き受けており、IPO関連の銘柄の取り扱いが豊富です。

IPOは抽選の場合が多く、なかなか当選しないデメリットがありますが、SBI証券では、抽選に外れるとIPOポイントをもらうことができ、次回IPO申し込みの際にIPOポイントを使用すると抽選率がアップするという嬉しい特典もあります。

IPOにチャレンジしてもなかなか当選できないのですが、これからもチャレンジしていきたいです。

システムの安定性5.0 5.0

なぜ初心者にとって重要か
実はかなり重要な項目である証券会社の「システムの安定性」。 取引の最中にシステムダウンしたりすると、あっという間に損害を被ってしまう可能性があります。SBI証券はこの点でも満足できます。

金融機関の「システムの安定性」は「経営の健全度」と同じくらい重要です。

特に、投資は一瞬で大きく値が動いたり、1つのニュースで大量の売買注文が殺到したりします。

証券会社側のシステムが脆弱ですと取引が遅くなったり、最悪システムダウンしたり、すると、大事な時に取引が止まってしまいます。タイミング次第では多額の損失を被ることになりますので、システムの安定性については、事前に十分確認することが重要です。

価格.comのサイトで利用者同士が情報をやり取りしていますので、この情報も見るようにしています。

初心者へのアドバイス

口座はいくつ開設するべきですか?

当初は1社開設すれば十分だと思います。初心者の場合は取引すること自体に慣れる必要があります。

証券会社の取引画面は各社まちまちです。取引自体に慣れるには、まずは1社で十分に実績を積まれることをおすすめします。

口座にはいくら入金するべきですか?

その人の財力によると思いますが、私は当初は10万円の範囲内で選べる株式を中心に探していたため、10万円を口座に入金していました。

その後も住信SBIネット銀行のハイブリット預金には10万円前後の金額を入れています(ハイブリット預金は、普通の預金より金利が少し良いためその点も重宝しています)。

どんな銘柄にするべきですか?

PBR(株価純資産倍率)やPER(株価収益率)に代表されるテクニカルも重要ですので、それはぜひ勉強されることをおすすめします。

そのことを前提にした上で、最初の銘柄選びには「よく知っている会社」の銘柄、「自分になじみのある」銘柄を選ぶことをお勧めします。

というのは、そもそも関心がない会社の場合は、保有している楽しみがありません。「短期収益のための投資」になると、動向が気になって自分の仕事にも支障をきたすようになりますので、初心者には難しいかと思います。

自分になじみのある会社であれば、例えば売り場に行ったり、新商品を見たりするだけでも株価につながるニュースを発見できることもあります(やっぱり会社の業績は現場に一番現れるな、と思うことが何度かありました)。

「どのようなニュースが株価に影響を与えるのか」「どんな話題に対して株価が反応するのか」がわかるようになり、そこから経済全体の理解が進んだり、業界の他の銘柄との比較ができるようになったりするため、おすすめです。

初心者はどのように勉強すればよいですか?

正直、深く勉強した記憶はありません。日経新聞は毎日目を通していましたので、他の新聞や書籍等定期的に購読する雑誌を増やしたことはありません。

ただし、周りに「株好きな人」「投資の話が好きな人」は必ず1人はいるものですので、その人と雑談したり、銘柄の状況を教えてもらったりしながら情報を積極的に得ていました。

また、自分の投資している会社の決算時のレポートを読んで状況を把握するようにしました。特に大きな会社ですと決算のサマリー(まとめ)資料が出ますので、その資料を前年と比較しながら見て、わからないことがあれば調べています。

取引する上で注意することは何ですか?

初心者の場合、どうしても「初恋の人を追いかける」ように損切ができなくなりがちです。

「今は値下がりしているけど、ひょっとしたら来月には(オリンピックが来年あるから、など自分なりの理由をつけて)上がるかもしれない」などと思ってついつい足切りできないことがあります。

最低1か月に1回は自分の保有している銘柄をチェックして最初に決めた水準(例えば、購入価格の10%等)を下回った時には、潔く足切りすることが肝要です。

ネット証券 全般 Q&A

どのようなきっかけで株取引を始めようと思いましたか?

世の中が「貯蓄から投資へ」というスローガンの元、投資ムードが高まっていました。株価も堅調に推移していたため、「始めるなら今だろう」というという勢いで始めました。

父親が長年株取引を行なっており、投資の話を食卓でするのが当たり前の家庭に育ったという環境の影響もあると思います。

株取引を始める前、どんな不安がありましたか?

「損をしたらどうしよう」という不安はありました。そのため、最初はミニ株で少額投資をしたり、自分が投資しようと思う株式をモニタリングしてタイミングを見極めたり慎重なスタートを切りました。

長年投資をしていても「損切りは難しい」と思いますので、購入のタイミングを慎重に見極めた上で、思い切って飛び込む、バランスが大切だと思います。

どのようなトレードスタイル、投資法で株取引を行っていますか?

中長期の取引を前提にして、自分が知っているようなメジャーな会社、普段から好んで使用している会社の中で割安な株を探して投資しています。(資生堂、マツダなど)

特に業界には偏りを持たせず興味がある会社の株を長期保有しています。短期で一気に儲かることはありませんが、地道に成長していると思います。

株取引の魅力は何ですか?

自分が吟味して購入した株が徐々に値上がりしていくのを見るのは、自分が育てたような気分になって感慨深いです。

また、新聞やテレビのニュースに興味を持ったり、周りの人との会話で投資の話で盛り上がったりと自分の引き出しが1つ増えたような気がします。

株取引を始めてから今まで、一瞬でも後悔したことはありますか?

基本は、長期投資を前提にしているので、利益に一喜一憂することはありませんが、長期で値下がりが続くと取引を後悔してしまいます。

しかし、そこが株の面白いところ、情勢次第でまた盛り返してくることもあり、辞めてしまうことは今のところありません。

また、時流に乗って購入した銘柄(ブラジル投信や中国株等)は、ブームが終わると値上がりの時流に乗るのは難しく損切り対象になりがち。自分のアンテナに引っかかる業種や会社の銘柄を選ぶ方が良いな、と思います。

Pocket

関連リンク

このページのトップへ