スピードラーニングは、毎月定期的に教材が届きます。教材の内容は、英語の会話がストーリー仕立てで流れるCDと、その内容が掲載されている手のひらサイズの本です。

いろんなシーンでの日常会話を聞き流すだけの学習方法で、英語のあとにすぐ日本語訳が流れてくるので、英語がまったく聞き取れなくてもストーリーがわかります。

私は仕事が忙しく、まとまった学習時間をとるのが難しい状況でした。ただ、通勤時間や出張での移動時間はかなりあったので、その時間に無理なく勉強できるものを探し、この教材を選びました。

周囲に英語の勉強をしているのがまるわかりなのも避けたかったので、大きな教科書や筆記用具などを一切持たなくいいというのも理由のひとつです。

特にヒアリングの力を向上させたかったので、最初は英会話教室が良いと思い、体験しに行きました。内容は充実して良かったのですが、教室まで行かなければならないし、予習しないといけないことを考えると、やはりその時間をとるのが難しかったため断念しました。

会社でTOEICの受験が必須になり、700点台はかなり評価されるということだったので、それまで600点台だったものを700点台にあげることが目標でした。

ヒアリングがかなり苦手だったので、そこを強化するために教材を利用しました。1年半ほどかかりましたが、結果710点を達成し、目標をクリアできました。

初めは運転中や家事をしながら聞いたりもしましたが、私の場合それだと完全にBGMになってしまって、日本語があるにも関わらず内容が頭にはいりませんでした（人によるのかもしれませんが）。

ある程度集中して聞かなければ意味がないと感じ、通勤途中や、出張の移動時間などに絞って毎日合計1時間、きちんと聞くようにしていました。

教材のセットの区切りでストップしました。目的のTOEIC700点も達成しましたし、今は会社も退職して英語の勉強の必要が無くなりましたが、運転中などに気が向いたら聞いたりしています。将来、子供が英語の勉強をするときに利用しようと思い、教材はすべて保管しています。

会社で評価をあげるためにTOEICの点数をあげようと勉強をはじめることにしましたが、仕事が忙しく学習時間もまったくとれないので、「聞き流すだけ」で有名なスピードラーニングを藁にもすがる思いで購入しました。昇進に関わるので当時は高いお金を払ってでも良い教材を選ぼうと考えました。

基本的には、無料体験であったものを選ぶのが良いと思いますが、それでも決めきれなければ値段で選んだらよいと思います。

私のように、必要に迫られて本気で英語力をあげたいなら、高いもの（効果への期待と、高いお金を払ったからにはやるしかないという追い込みがかけられる）。そこまで必要に迫られていないならば、安いもの（もしも効果がなくても一番安いから悔しくない）。私ならそうします。