総合満足度 取引コスト 取引画面 情報サービス システム
4.04.0 5.0 4.0 5.0 2.0
良かった点
取引コストが低い
不満な点
システムが不安定な時がある
Pocket

公開日:2014/04/24

総合満足度4.0 4.0

ユキさん(女性・49歳)
株式投資歴
  • 11年(2003年4月〜現在) *2014年4月現在
    • 上級者
今まで出した利益
  • 利益は出ている
*直近1年での利益:
  • 100万/年以上の利益
利用期間
  • 1年8ヶ月(2012年8月〜現在) *2014年4月現在
利用経験のあるその他のネット証券
  • マネックス証券
  • SMBC日興証券

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

良い点としては、業界で手数料が低い証券会社の1つなので、気軽に株式投資を行えます(現物取引の手数料が約定代金50万円までで358円)。※編集部注:現在の手数料は消費税率8%で368円です。

また、取引やキャンペーン利用により楽天市場でも使用できるポイントがたまるので、お得感があります。オンラインで即座に、自分の銀行口座からお金を振り込めるのもとても便利です。

情報面でも、個別の銘柄の分析レポートはほとんどありませんが、ロイターのニュースや四季報などを見ることができ、必要最低限はそろっていると思います。オンラインセミナーもあります。

不満点としては、市場が開く前後は、利用者が多いせいか、システムがなかなか進まないことがあることです。正直言って、いらいらすることがあります。

楽天証券を選んだ決め手は?

  • 手数料・取引コスト
  • 会社の信頼性

楽天証券は手数料が安いと人から聞いていたので、選びました。他ネット証券と厳密に比較したわけではありません。

ただ、親会社が楽天で、良い評判を打ち立てるためにも、システムなど基本的なことやサービスは整っているのではないかと勝手に思いました。

他のネット証券と比較・検討しましたか?

手数料が安いのは楽天とSBI証券と人から聞いていました。別にSBI証券に不足があったわけではなく、なんとなく楽天にしただけです。強いて言えば、親しみやすかったからです。

質の高いアナリストレポートがたくさん閲覧できるのであれば別ですが、そうでなければ、手数料は低いにこしたことがないと思いましたし、今もそう思っています。ちなみに、楽天では、個別のアナリストレポートはほとんどありません。

楽天証券の不満な点をお聞かせください。

注文を入力する画面で、買い付け、売り付け予定金額(株数×株価)が表示されないのは不便です。いちいち計算機をたたかねばならず、めんどうくさいです。注意はしていても、勘違いで、自分の思っている以上に発注してしまったり、それ以下に発注してしまったりミスが起こりえます。

また、たまたま確定申告する必要があり、年間取引報告書をウェッブ上で表示したのですが、数値が欄からはみだしていて、見にくかったです(マネックス証券や日興証券では、きれいに見えました)。

手数料・取引コスト5.0 5.0

なぜ初心者にとって重要か
初心者、経験者に関わらず、手数料は低いにこしたことはありません。手数料が低ければ、手元に残る利益もそれだけ多くなります。また、こまめに利益を確定、損切することもしやすくなります。

現物取引50万円までの約定代金で1回当たり358円という手数料(いろいろなコースがあるため一例、頻繁に取引するとさらに安くなります)は、業界でも低い会社の1つです。

特に、こまめに取引をする場合、手数料の安さは魅力です。利益確定、損切りを頻繁にすること、素早くすることによって、大きな損失を被るリスクを低くすることが可能になるメリットがあります。

また、楽天の場合、取引すると、楽天市場でも使用できるポイントがたまるのもうれしいです。楽天市場で買い物を良くする方におすすめです。

取引画面の使いやすさ・見やすさ4.0 4.0

なぜ初心者にとって重要か
取引したい時に、どこをクリックすればよいか、どの画面で情報が得られる等が直観的にわかりやすい画面構成は重要です。株式でもいろいろな取引の方法がありますし、商品ラインアップも多いので見やすいのが第一です。

直観的にわかりやすい画面構成になっていると思います。基本的なパソコン操作になれている方なら、すぐに慣れることができると思います。

楽天の場合、日本株式のほかにも、米株などの外国株、為替、投資信託などいろいろなラインアップがありますが、日本株式をクリックすれば、注文の機能にすぐにたどりつけます。また、デモもあるので、初心者の方にもわかりやすいと思います。

注文を出すときに、パスワードが必要なので、セキュリティにも配慮してくれています。

ただ、注文するときに、予定買付・売付金額が表示されないので、自分で計算機を使用する必要があります。個人的にはこの点が不便です。

情報サービス5.0 5.0

なぜ初心者にとって重要か
株式市場や個別企業の株価は、ニュースによって左右されることがあるので、どのようなニュースがでているかがリアルタイムでチェックできることは大事です。

低い手数料に見合う以上の情報が得られると思います。

ロイターのニュースや四季報が閲覧でき、スクリーニングや株式ランキングなども表示されます。また、株価もリアルタイムで見ることができますし、個別株の板(どれだけ買い注文、売り注文が市場に出ているか)も表示されます。株価チャートを出すことも可能です。

ただし、個別株のアナリストレポートについては、あまり多くはありませんので期待はしないほうがいいと思います。これは、自社のアナリストを多数かかえている証券会社と比べ見劣りするのはしようがないと思います。

システムの安定性2.0 2.0

なぜ初心者にとって重要か
株は秒単位(もしくはそれ以下)で価格が変化します。頻繁に取引をする方でなくても、突発的なニュースが出て、取引をしたい時もあるかと思います。自分が取引したい時に画面がフリーズしてしまったら、本当にいらいらします。

市場が開く前後は、システムのスピードが遅く、入力しても画面がなかなか進まないことが多いです。

また、パソコンで楽天証券にログインしていても、急にログイン状態が切断されることもあります。おそらく、楽天証券を使用する人が増えて、活発に取引しているため、システムのキャパシティが不足しているのだと思いますが、この点は正直、不満です。

ふつうにインターネットをしていて、さくさく画面が切り替わらないといやになるのと同じことです。画面が遅く発注が遅くなったために、その間に株価が動いてしまい、機会を逃した、損が拡大した、などということにもなりかねません。

初心者へのアドバイス

口座はいくつ開設するべきですか?

何口座も開く必要はないと思います。管理がめんどうになります。株の売買という機能にだけ絞って言うならば、手数料以外はどこでも大きな違いはありません。

ただ、新規公開する銘柄の幹事を務めるのは、野村証券、大和証券、日興証券などの老舗系の証券会社のことが多いです。

新規公開銘柄を申し込みたいと思っている方は、こうした会社にも口座を開いておくことをお勧めします(こうした会社もネットで取引ができますが、手数料は高めです)。

口座にはいくら入金するべきですか?

最低取引株数が100株単位の会社が増えています。20万円から30万円程度、口座にあれば、取引できる銘柄がたくさんあると思います。

ただ、株には「ぜったいもうかる」ということはないので、あくまでも余裕資金を使うことをお勧めします。

どんな銘柄にするべきですか?

地道ですが、四季報を読んで、今後、売上・利益が増加する企業をピックアップすると良いと思います。四季報の予想数値が必ずしも正しいわけではありませんが、こうすることで、小粒だけれど伸びている会社を発掘することも可能です。小さい企業は、情報が世間に行き渡っていない分、自分で調べると報われることが多いです。

今はインターネットがありますので、業界や企業についての情報が無料で手に入りやすいです。私も、良い銘柄を見つけたことがあります。ちなみに、某大手証券会社の株式営業の方たちも、四季報を真っ黒になるまで、読み込んでアンダーラインをひいていました。

初心者はどのように勉強すればよいですか?

東京証券取引所の適時開示情報閲覧サービスは、企業が重要事項を開示するとすぐに閲覧できるページです。開示内容で株価が動いたり、また、売上動向を毎月開示する会社もあるので、企業動向をつかむために私は毎日チェックしています。

また、株価の上昇ランキングをチェックすることも、どのような株が今人気になっているかが、わかるので、おすすめです。

取引する上で注意することは何ですか?

基本的なことですが、売買する銘柄、株数はきちんと確認して注文を出した方が良いです。私は、売買する株数を間違え、予定の10倍くらい多く買ってしまいました。買ったあと、その株が下がってしまい、その間は胃が痛かったです。結局は儲かって、売却できましたが、笑えないケアレスミスです。

ネット証券 全般 Q&A

どのようなきっかけで株取引を始めようと思いましたか?

もともと証券会社で働いていたこともあって、株の知識はありました。ただ、証券会社の社員は株式取引を自由には行えないので、自分で投資をしたことはありませんでした。その後に勤めていた会社がつぶれてしまい、失業保険をもらっている間に、持っている知識を生かして、株式投資を本格化させました。

株取引を始める前、どんな不安がありましたか?

当たり前ですが自分のお金を損したらいやだなと思いました。株の動きは、机上の理論だけでは説明できないことが常に起こりますし、株価の予想をするのは本当に大変なことだとわかっていたので、不安でした。ただ、自分は、企業のホームページを見たり、決算書を見て分析するのが好きなので、それを生かして実際に投資をしてみたいと思いました。

株取引の魅力は何ですか?

カンと決断力も必要ですが、意外と地道な努力(ニュースをこまめにチェックしたり、調べたりすること)がもうけにつながる点です。経済や企業の動向に興味もわきます。自分のアイディアとタイミングがうまく合わさって、もうかった時は本当にうれしいです(損をすると見るのもイヤになりますが)。

株取引を始めてから今まで、一瞬でも後悔したことはありますか?

後悔しっぱなしです。せっかく30万円程度利益がでていたのに、欲張って売却せず、結果、数万円の利益しかなくなってしまったとか、損切りが遅れ数十万単位で損失が膨らんだ、など数えきれません。そういう意味では、過去の失敗にとらわれない人のほうが、向いていると思います。

Pocket

関連リンク

このページのトップへ