総合満足度 取引画面 取扱商品 会社の信頼性
5.05.0 4.0 5.0 5.0
良かった点
取扱商品が多く、信頼できる
不満な点
FXのシステムが使いづらい
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公開日:2016/02/08

総合満足度5.0 5.0

Uz3n55さん(男性・50代・群馬・会社員)
株式投資歴
  • 6年4ヶ月(2009年7月〜現在)*2015年11月現在
    • 中級者
     *投資スタイル:
    • 長期投資
今まで出した利益
  • 利益は出ている
*直近1年での利益:
  • 10万〜50万/年の利益
利用期間
  • 6年4ヶ月(2009年7月〜現在)*2015年11月現在
利用経験のあるその他のネット証券
  • 楽天証券

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

商品が豊富。これは投資信託トレード画面です

商品が豊富。これは投資信託トレード画面です

6年ほど前から、投資信託(インデックスファンド)、購入価格が10万円以下の国内現物株、REITなどを購入してきました。基本は、長期保有です。

そのため、アベノミクス相場にうまく乗ることができ、利益を上げることができました。いわゆるほったらかしの投資スタイルですが、この観点から初心者におすすめできる証券会社を評価しました。

はずはじめに、初心者のかたには、SBI証券をおすすめします。最初の1社は、取扱商品が充実している証券会社がいいからです。興味を持った商品を「まず、始めてみる」ことができるからです。

SBI証券は、国内株式、外国株式、投資信託、REIT、債券、FX,先物などひととおりの商品が揃っています。投資信託の取り扱い本数は、2,100本強と、ネット証券No.1(2015/10現在)です。

株購入時の手数料は、272円/回(30万円までの購入)なので、安い部類です。(カブドットコム証券250円、松井証券300円、マネックス証券250円、楽天証券341円など)

また、住信SBIネット銀行とセットで口座を開設することで、利便性がかなりよくなります。住信SBIネット銀行は、セブンイレブンでの現金出し入れが月何回でも無料です。SBI証券との現金のやりとりも簡単です。

取引画面については、頻繁に取引するわけでもなく、あまり重視していませんが、特に問題はないと思います。

FXを試してみることも可能です。特に、株券担保サービスというサービスがあり、NISAを除く国内株を保有していれば、証拠金が無くてもFXを始めることができます。操作性はあまりよくありませんが、証拠金を入れなくとも始められると言うメリットは大きいでしょう。

SBI証券は、信頼度もバツグンで、おすすめです。

SBI証券を選んだ決め手は?

  • 手数料・取引コスト
  • 取扱商品

取扱商品が充実していることが決め手です。これから先、資産形成をしていく過程で、いろいろチャレンジしたいという欲求も出てくると思います。商品が充実していれば、まず、始めることができます。

私の場合は、日経平均株価に連動するようなインデックスファンド(投資信託)を購入することから始めました。

「証券会社イコール失敗すると資産を失ってしまう。」と言う不安がありました。そのため比較的堅実なノーロード(販売手数料無料)のインデックスファンドから始めました。現在は、国内株(現物)、REIT、FXなども手がけています。

他のネット証券と比較・検討しましたか?

SBI証券と楽天証券を比較しました。楽天証券は、SBI証券と同様に当時から人気がありました。両社とも口座開設をしました。

しかしながら、現在は楽天証券の利用をやめています。当時、Webのメニュー構造が私にはわかりにくく、自分の保有資産が表記されている場所など、たびたび迷ってしまうことが多く、ストレスになりました。そのため、利用することをやめてしまいました。

SBI証券の不満な点をお聞かせください。

SBI証券の「SBI FX α」は、株券担保サービスが利用できて便利ですが、操作性はいいとはいえません。

プライスボードにある前日比、高値、安値の表示
一般的なFX会社は、前日のニューヨーク終値を基準に前日比、当日の高値、安値を表示していますが、SBI証券の「SBI FX α」は、仲値という考えに基づき表示しています。

前日比、高値、安値が一般のFX会社と違うので、慣れが必要です。為替チャートでの表示は、一般的なFX会社の値と同じようです。

決済注文の変更
決済注文を変更したい場合に戸惑います。同じ通貨ペア、同じ枚数の建玉が複数組あると、どちらの決済注文なのかわかりません。決済注文日時で判断がつかない場合は、全ての決済注文を削除してから、登録し直しています。

これらの点は、是非とも改善してほしいです。

取引画面の使いやすさ・見やすさ4.0 4.0

なぜ初心者にとって重要か
初心者に限りませんが、わかりやすいメニュー構成や、トレード画面は、ストレスから解放されて、トレードに集中することができます。

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長期投資と言う観点から、頻繁にトレードをするわけではなく、特にトレード画面にこだわりはありません。

しかしながら、自分の資産やトレード結果など、目的の画面に迷うことなくたどり着くことが大事だと思います。ストレスを感じていては、いい投資活動ができません。

SBI証券のPCのWeb取引画面は、メニューが商品ごとに分かれており、見やすいと思います。直感的に操作ができます。

トレードする画面は、確認画面などが多く機敏な操作はできませんが、それ以外は問題ないと思います。国内株式を機敏にトレードする場合は、「HYPER SBI」というトレードツールがありますが、有料です。

無料で使うためには、「現物取引を1回/月以上行う必要がある」など、条件をクリアする必要があります。この点は改善して無料化してほしいです。

スマホの取引画面も用意されています。こちらも会社情報のページなど、ひととおりの機能があり、問題ないと思います。

取扱商品の多さ5.0 5.0

なぜ初心者にとって重要か
投資の選択肢が増えることになるため、いろいろ勉強することになります。そのため、将来にわたって有用な、資産形成のための商品知識が向上します。

SBI証券は、取扱商品が豊富です。特に、投資信託においては、主要ネット証券(口座開設数上位5社のSBI証券、カブドットコム証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券)の中でも№1の取扱本数です。

投資信託、2,100本強のうち、ノーロードは、約800本、積立買付は、2,000本強(2015/10現在)です。

国内株式は、現物取引、信用取引、REIT、ETFが利用可能です。外国株式は、米国株式1,100銘柄強をはじめ、取り扱い国数は、主要ネット証券の中でもNo.1です。

なおFXは、株券担保サービス と言うサービスにより、証拠金を株券で代用することができます。FXは、口座に担保としてお金を預けてトレードを行い、この時のお金を証拠金と言いますが、株券担保サービスは、お金の代わりに株券を担保として預けてトレードを行うものです。

すなわち、FX用にお金を用意しなくてもFXを始められるのです。(但し、ある程度の現金は必要です。)

SBI証券のFX X(SBI FX α)は、株券担保サービスを利用することができます。「証拠金用のお金はないけど、FXを試してみたい」という場合は、有効です。※SBI証券の「SBI FX α」は、「SBI FX トレード」とは、別モノです。

特長
NISAを除く国内現物株を担保にすることができます。指定した株を証拠金代わりにできます。前日基準値(株価)の70%が、証拠金として扱われます。

注意点
月末時点で、未決済建玉を含め、現金がマイナスになった場合、翌月末時点で現金をプラスにする必要があります。

現金を入金するか、トレードで利益を積み上げ、プラスにする必要があります。これは、担保となる株がいくらあっても同じです。

また、株価が下がれば、証拠金となる額も減るので注意が必要です。株価が乱高下しない株がよいでしょう。従って、証拠金は不要ですが、負けた時のことを考えると、ある程度の現金は用意した方がいいでしょう。

私の場合は、10万円以下の国内株、投資信託から始めて、REIT、ETFそして、FXにチャレンジしています。今後は、外国株を始めてみたいと思っています。これら全てSBI証券1社で可能です。

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会社の信頼性5.0 5.0

なぜ初心者にとって重要か
自分のお金を預けるわけですから会社の信頼性は重視すべきです。預かり金や株券は、証券会社が破綻しても保護されるようになってきたようですが、健全である会社の方が安心です。

山一證券が、1997年に経営破綻しました。かつて、日本の四大証券会社といわれた会社ですら倒産することがあります。

預かり金や株券は保護されたようですが、数年から数十年に渡って自分の大事なお金を預けるわけですから、会社の信頼性は重要です。

SBI証券は、口座開設数が、主要ネット証券の中でもNo.1の300万口座、NISA口座もNo.1の70万口座(いずれも2015年8月)、国内株式の個人売買代金シェアのNo.1(2014年上期)と、もっとも信頼されているネット証券会社の1社です。

それ以外でも、2014年度「オリコン顧客満足度ランキング」ネット証券部門 総合第1位、HDI(ヘルプデスク協会)主催「サポートポータル格付け」「問合せ窓口格付け」2014年度で三つ星を獲得、2015年度「JCSI(日本版顧客満足度指数)」 証券業界 第1位など、みんなから支持されています。

初心者へのアドバイス

口座はいくつ開設するべきですか?

まずは、メイン口座とサブ口座2社程度口座開設をしてみてはどうでしょうか。いろいろな商品知識をマスターしてから、その商品に有利な証券会社を新たに増やしていったほうがよいと思います。

私の場合は、長期投資が主であり、投資信託や株取引のために、SBI証券と楽天証券の2社口座開設しましたが、複数口座を利用するメリットを感じなかったため、現在は、SBI証券のみ利用しています。

口座にはいくら入金するべきですか?

余裕資金が前提ですが、何の商品を始めるのかによります。株であれば、購入価格が10万円以下の株はたくさんあるので、10万円でもいいと思います。

積立の投資信託であれば、毎月1〜2万円ずつ購入するという運用でもいいと思います。

どんな銘柄にするべきですか?

長期的な視点に立って、値上がりしそうな業種を探します。その業種の中で割安な株を探します。配当や優待がいいと、景気が悪くなっても株価が落ちにくいようです。

2014年3月、為替が1ドル76円から100円まで急激に円安に向っている最中でした。「円安になると、海外から多くの人が観光に来る」との記事があり、将来的にホテル業界が伸びるのではないかと予想しました。

そこで、REITのジャパン・ホテル・リートを1株47,950円で購入しました。予想は的中し、1年後の2015年3月、81,500円で決済しました。1.7倍になりました。

初心者だった頃の2010年7月、株主優待狙いでビックカメラ株を35,350円で購入しました。年2回買物優待券が発行されます。長期保有すると、さらに買物優待券がプラスされるので、今でも保有しています。2015年11月現在、購入価格が9万8千円程と2.7倍になっています。

初心者はどのように勉強すればよいですか?

私が、初心者だった時は、関連本をたくさん買いました。

株取引で長期投資をする場合は、経済全体の知識が必要だと思います。現在も、次のような書籍を定期購入しています。

会社四季報 プロ500(東洋経済新報社。春夏秋冬の季刊)
注目の会社が厳選されて掲載されます。特に注目しているのは、冒頭30ページ程度に掲載される特集記事です。「人気テーマがてんこ盛り!お宝株の探し方」(2015年秋号)などのように、旬な注目テーマがわかります。

会社四季報 業界地図(東洋経済新報社)
テーマごとに関連する企業が掲載されています。業界を知る目的もありますが、私の場合は、10万円以下の成長株狙いなので、注目テーマに関連している、株価の安い銘柄選びで重宝しています。

SBI証券は、セミナーも充実しているので活用したほうがいいでしょう。日経新聞も、毎日欠かさず、読んだ方がいいと思います。

取引する上で注意することは何ですか?

会社の不祥事や事故などで、株価が大きく下落するときがあります。

うまくはまれば、底値で買って大儲けできますが、初心者はやめた方がいいでしょう。俗に言う「落ちてきたナイフをつかむ」というケースです。

私が初心者だった頃、東日本大震災で東京電力株が暴落しました。ここぞとばかり、株を購入。なおも下がり続けている途中で株購入を繰り返しました。いわゆるナンピンです。それでも、株価は下げ止まらず、結局負けがかさんで損切りしたという苦い過去があります。

ネット証券 全般 Q&A

どのようなきっかけで株取引を始めようと思いましたか?

友人の見よう見まねで株取引を始めました。本格的にはじめたのは、投資信託からでした。

「60歳までに1億円つくる」(日本実業出版社)というムック本に、内藤忍さんの記事があり、投資信託のインデックスファンドを使って分散投資することが書いてありました。この教えに従って、投資信託の積立を始めました。

株取引を始める前、どんな不安がありましたか?

「株は失敗すると財産をなくしてしまう。」という不安がありました。しかしながら、うまくいけば、お金が勝手に働いて財を築いてくれる。という夢もありました。

そのため、比較的堅実なノーロード(販売手数料無料)のインデックスファンドから始めました。

どのようなトレードスタイル、投資法で株取引を行っていますか?

株取引は、長期投資が基本です。株価は、1年の中で下落しやすい月、上昇しやすい月があるようです。また、株主優待確定日以降に値下がりするケースが多いです。株価が下がって再上昇しだしたら、買います。

この手法は、夕凪(著)「スタバ株は1月に買え!10万円で始めるイベント投資入門」(東洋経済新報社)
を参考にしています。

株取引の魅力は何ですか?

やはり、いろいろ研究して買った株が値上がりした時は、うれしいです。初心者の頃2011年4月、17,140円で買った健康コーポレーション株が、2014年7月に、12万になったところで売却しました。7倍になっていました。今も持っていたら、さらに大儲けでした。

健康コーポレーションは、ジムで有名な、RIZAP (ライザップ)の会社です。売却後、RIZAPが有名になり、爆騰しました。残念。株の醍醐味ですね。

株取引を始めてから今まで、一瞬でも後悔したことはありますか?

10万円以下の株購入が専門なので、目を覆うような、大きな損失はありません。しかしながら、東日本大震災当時に、「落ちてきたナイフをひろう」ように、東京電力株をナンピンしながら買い向かったにもかかわらず、損失を出してしまったことは後悔しています。

ナンピンはだめですね。

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