総合満足度 取引コスト 取扱商品 モバイル対応 注文機能
5.05.0 4.0 4.0 4.0 5.0
良かった点
IPO取り扱い数断トツ1位!
不満な点
スマホアプリが使いにくい
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公開日:2014/04/10

総合満足度5.0 5.0

杉之進さん(男性・38歳)
株式投資歴
  • 10年10ヶ月(2003年5月〜現在) *2014年3月現在
    • 中級者
今まで出した利益
  • 利益は出ている
*直近1年での利益:
  • 10万〜50万/年の利益
利用期間
  • 10年10ヶ月(2003年5月〜現在) *2014年3月現在

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

株を始めるときにまず選択を迫られるのがネット証券と総合証券のどちらを選ぶかということになるかと思います。それぞれにメリット・デメリットがありますが大まかにいえばネット証券は「手数料が安いが情報を自分で調べないといけない」総合証券は「手数料は高いが、証券マンが情報提供や相談業務を行ってくれる」ということで集約されます。

その他にも俗に「宝くじ」ともいわれる新規上場株(IPO)を購入するには幹事証券会社に口座を持っていないと購入することができず、総合証券の方が幹事になる割合も、複数の幹事会社がある場合では割り当て数が圧倒的に多く、購入できるチャンスが高いというメリットを持っています。

私が利用しているSBI証券の場合、最安値の手数料だけで見ますとネット証券各社の中ではちょうど中間くらいに位置していると思いますが、取引のスタイルごとにプランが用意されていて、組み合わせ次第では手数料最安値になります。

その上、業界最大手だけに提供してくれる情報量や無料(※前月の利用量による)のツール提供などサービスが充実しています。

また、IPOの幹事証券会社に名前を連ねることも多く、新規上場株式の抽選申し込みの機会も多いことから、ネット証券と総合証券のちょうど中間的な位置にある証券会社であり、はじめて株を始める方にはこちらの会社を利用することをお薦めします。

SBI証券を選んだ決め手は?

  • 手数料・取引コスト
  • 取引画面の使いやすさ・見やすさ

1日10取引以上繰り返すデイトレイダーのスタイルでしたので、1日に何回取引しても定額のプランを提供している中で、手数料が最安値だったSBI証券を選択しました。

また、複数社の数を同時に保有するので、1つの画面上で全ての保有株式の動きを見られるツールが無料提供(※前月の利用量による)されていたことも大きな要因でした。

他のネット証券と比較・検討しましたか?

はじめは大きな資金を動かす予定はなかったので、10万円以下の取引は手数料無料の松井証券にしようと考えていましたが、金額が大きくなると逆に手数料が業界最高値になってしまうことや、取引画面での操作性や損益計算の表示がすこぶるわかりにくいことから、デイトレードには向いてないと判断しました。

SBI証券の不満な点をお聞かせください。

スマホとPCとの互換性の無さがとにかく不満ですね。パソコン上でのポートフォリオとの同期もなされないので、PCで普段取引している人が急きょスマホを使わなくてはならないときはかなり制約されます。

アプリ自体は前回のアップデートで多少は操作性が向上したので、常にスマホのみで取引をするという方には問題ないと思われます。互換性を補完すれば100点なのですが残念!

手数料・取引コスト4.0 4.0

なぜ初心者にとって重要か
売買の差額が利益になりますが、利益の20%が税金として引かれます。そこからさらに手数料をとられると1年間を通じて結構な金額となります。ましてや税金と違い手数料は損切りしても発生するので少しでも安いところを選ぶことが肝要です。

手数料のプランがいくつかあり、月ごとや週ごとに取引頻度も日々変わりますので、自分の取引スタイルを確立するまでは手数料が高くついてしまうこともあります。

取引を何度もしているうちに、取引スタイルが確立してきますが取引スタイルに応じて最適なプランを自動で選んでくれたり、前月の取引を見て携帯会社のように、お薦めのプランの提案等のサービスがあると助かるのですが、自分なりに現状を考えながら最も適したプランをこまめに変更していくしかありません。

取扱商品の多さ4.0 4.0

なぜ初心者にとって重要か
最初のうちは怖くて株式の現物取引だけをするのですが、いろいろな情報を手に入れるうちに、信用取引やIPO、外国株式等挑戦してみたくなると思います。挑戦したいことに、対応してくれる幅の広さというのは投資家としての成長にもつながると思いますので、幅広い商品を扱っている証券会社を選ぶということはとても大事かと思います。

デイトレーダーの場合よほどのことがない限り、その日のうちに手じまいをして翌日に持ちこすことはありませんが、上方修正の発表など相当な好材料が出た場合は翌朝までやきもきしてしまうことがあります。

そうしたときにPTS取引の提供があると、夜間や朝の取引所が開く前から取引を行うことができ、そこで手じまいをしたり翌日の動向をチェックすることもできます。

また、外国株式の取引なども時差の関係で夜間に取引をすることができるため、日中リアルタイムで取引ができないサラリーマンの方にはお薦めです。

モバイル対応4.0 4.0

なぜ初心者にとって重要か
1日中パソコンの前に張り付いていられたら良いのですが、仕事をもちながら株取引をしたり、急な用事の際に大きく値動きをすることも考えると携帯やスマホからの取引というのはとても大事です。

ブラウザから証券会社の取引画面を開いて操作するのは、少し重いので専用アプリを利用することになると思います。ただ、アプリの操作方法があまり親切ではなく、慣れるまで時間がかかります。少しずつバージョンアップしてくれているので、いずれは満足できるアプリを提供してくれると思いますが、現時点では少し不満が残ります。

また、PCでのお気に入り(ポートフォリオ)銘柄とアプリの連携がないので、それぞれにポートフォリオを作成しないといけないので、この部分の同期がされると利便性が飛躍的に伸びると期待しています。

注文機能の多さ5.0 5.0

なぜ初心者にとって重要か
注文機能の中で、特に執行条件の種類の多さはとても重要です。株を「1円でも高く売りたい」、「1円でも安く買いたい」と誰でも思いますので「○○円以上になったら売る」「○○円以下になったら買う」という「指値」での注文方法はどこの証券会社でも提供しています。しかし、株価が動くということは何らかのイベントが起こったことが予想され、そのままずるずると下がり(上がり)続けることも想像できますので、その勢いに乗った取引をする人は「高くなったら買う」「安くなったら売る」といった逆発想で注文を入れる「逆指値」の機能はとても重宝します。
大きな取引の区分としては「指値」か「成行」の2つにわけられますが、その条件付けの中でいろいろなパターンを組み合わせることができますので、サラリーマン等日中パソコンの前に張り付くことのできない方は、ある程度の株価の動きを予想して予約発注をしかけないといけませんので、これらの執行条件が豊富に用意されている証券会社を選んでください。

日中は仕事をしているので、リアルタイムで取引をすることができないので毎朝予約注文をしかけてから仕事にいきます。

株を保有している場合に例えば利益が10%を越えれば自動的に売って利確させる。損失が5%を超えた場合も自動的に売って損切りさせるといった感じで、場面によっていろんな条件を組み合わせた取引予約を入れる必要があるので、現在利用しているSBI証券は執行条件の種類では十分に満足しています。

もっとも、最近ではスマホでの取引アプリも充実してきているので出先や職場からでも取引をすることが可能な環境が整ってきていますので、そのような環境がある方にはあまり縁のない機能なのかもしれません。

初心者へのアドバイス

そのほかに初心者におすすめのネット証券会社はありますか?

他のおすすめのネット証券会社
    • マネックス証券

少額投資家にとって、ボーナスや宝くじとも言えるIPO。取り扱い数でいえばSBI証券さんが実績NO.1であり、抽選に外れるたびにIPOポイントというものがもらえ、利用すると当選確率があがるというサービスですが、ユーザー数も業界1位だけあって本当に公平に抽選しているのかと思ってしまうほどに当たりません。

総合証券等では大口のお客様に優先的に当たる仕組みになっているともいわれますが、マネックス証券さんは公平な抽選をすることで有名ですので、IPO中心で考えるならばマネックス証券さんから申し込むのが一番確立が高いかもです。

口座はいくつ開設するべきですか?

2つ以上つくっておくほうが良いかと思います。それぞれに特徴があり比較することやより有利(手数料が安い)な方で取引をすることができ、IPO等でも両方から申し込めば当選する確率も少しでも上がるのではないかと思います。

ネックとしましては、取引後のお金が3日以上動かせないことからお金の移動が面倒になるということでしょうか。(同一の証券会社内であればお金が動かせないだけで、取引は可能です)

口座にはいくら入金するべきですか?

私自身は100万円でスタートしました。以前はほとんどの取引が1000株単位でしたのでそれでも取り扱えない銘柄がほとんどでした。

しかし、最近は100株単位での売買をする銘柄が増えてきており、小口での取引が可能ですので10万円を運用して低位株狙いというやり方で毎月の煙草代を稼いでいるという友人もいますので、極端に言えば5万円からでも始めてみたらよいと思います。もちろん低位株を扱うことになるのでハイリスクにはなりますが。

どんな銘柄にするべきですか?

ネット証券の弱みはやはり提供される情報量の少なさ。しかし、最近はネットのおかげで様々な情報を手に入れることができるようになりました。

もっともネットの怖さで情報の精度でいえば玉石混合という感じです。しかし、ネットの掲示板に流れる情報等は馬鹿にすることができないほど正鵠を得たものが混ざっており、これを参考にしない手はありません。

個人的には「2ちゃんねる」と「Yahoo株式textream」を参考にしており、これらの最新書き込みを自動的にまとめてくれる「恐るべき注目銘柄株速報」(http://kabu-sokuhou.com/)を見て、激しく値動きしている銘柄を絞り込んだうえで判断しています。

初心者はどのように勉強すればよいですか?

相場のテクニカル分析はもともと日本の江戸時代に米相場の予測から発祥したと言われています。いわゆる酒田五法と呼ばれるものですが、相場に関する昔からの考え方や、相場の格言というのは意外と含蓄が多く是非とも一度目を通しておくべきものだと思います。

相場の格言については日本証券業協会のHPに相場格言集
http://www.jsda.or.jp/manabu/proverb/)としてまとめられています。また、酒田五法については多くの書籍が出版されていますのでお暇なときや株を始める前にぜひご一読ください。

取引する上で注意することは何ですか?

一番注意しないといけないのは生活で使う資金と、株で運用する資金は完全にわけて管理すること。負けが込むと倍々ゲームで一気に損を取り戻そうと生活資金に手をつけてしまうと、切羽詰まってしまい冷静な判断力を失ってしまいます。余裕のある中での運用を心掛けることが大事です。

また、株の運用だけで生活していこうと、誰しも一度はその魅力に取りつかれてしまう時期がありますが、ネットだけでは見えない様々な情報が世間にはあふれていますので外の世界に出つつ、そのことをフィードバックしながら株の運用をしていったほうが良い結果に結びつくような気がします。

ネット証券 全般 Q&A

どのようなきっかけで株取引を始めようと思いましたか?

以前勤めていた会社を辞めたときに、就職活動をしながら時間だけはあったのでパチンコ屋に通い詰めていたのですが、どうせギャンブルをするならと軽い気持ちで口座を開設してみました。最初のうちはパチンコと同じ感覚でネットの掲示板等で情報を集めながら何となく買って「騰がった、下がった」と一喜一憂していました。(今思い返すと恐ろしい買い方をしていたものだなと冷や汗ものです)

株取引を始める前、どんな不安がありましたか?

今でこそ市民権を得た感じですが、当時(10年前)は株をやっているというと何となく悪い人や一部のお金持ちがやっているという変なイメージがつきまとっていまして、周囲や親に株の運用をしているということを言いにくい雰囲気がありました。

ちょうどネット証券が盛んな時期でもあり、あまり人に知られずに取引をすることができる環境ができていたので始めることができたのだと思います。

株取引の魅力は何ですか?

上方修正の情報等に便乗して勢いに乗って利益が出たとしても運よく拾えたという感じで作業をこなしたという感じですが、自分なりの取引ルールを決めて自分の取引ルールと市場の動きが合致して利益が出たときは最高にうれしくなります。

10人が10人、それぞれの経験からそれぞれのルールを持っていると思うので、このルールをより精度の高いものに昇華させていくことが株取引の魅力であり、一番の財産だと思います。

株取引を始めてから今まで、一瞬でも後悔したことはありますか?

大きな損失を出した時は誰しも「この銘柄を買わなければよかった・・」、「株なんてやらなければよかった・・」という思いに駆られると思います。しかし、どこまで言っても自己責任なのが辛いところです。

以前に嫁さんがパートに出ていて子どもをあやしながら取引をしていた時に、「公園にいきたい!」とぐずりだしました。保有している株はストップ高目前で「このまま張り付くだろう」という安心感と少しくらいなら良いかと近所の公園に30分ほど遊びに連れて行って、家に帰ってきたところナイアガラ状態で大損失に・・

子どもにあたるわけにもいかず、心の整理もなかなかつかずその後しばらくは何を買っても裏目裏目という感じで。

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