総合満足度 取引コスト 取扱商品 システム
4.04.0 4.0 4.0 5.0
良かった点
システムの安定性とSBI債の存在
不満な点
SBI債の発行頻度の低下
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公開日:2014/12/09

総合満足度4.0 4.0

こばさんさん(男性・59歳・神奈川・在宅ワーカー)
株式投資歴
  • 3年3ヶ月(2011年6月〜現在) *2014年9月現在
    • 中級者
今まで出した利益
  • 利益は出ている
*直近1年での利益:
  • 1万〜10万/年の利益
利用期間
  • 3年3ヶ月(2011年6月〜現在) *2014年9月現在

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

今まで、SBI証券を使って、複数の債券(社債・外債・EB債)を購入して来ました。全て、インターネット経由の購入ですが、取引画面も見やすく、購入手続きなどもスムーズに行えました。また、私が利用して来た約3年余りの間、システム上の不具合などは全くありませんでした。初心者でも安心して使える取引環境だと思います。

現在、これまでSBI証券で購入した債券のうち、約半数が満期償還済み、約半数が保有中、と言う状況ですが、それぞれの債券の内容などについて、以下に紹介したいと思います。

まず、満期償還済みの債券ですが、この中には、SBI証券の看板商品のSBI債(SBIの社債)があり、合計で9万6000円の利益が得られました。ただし、最近、SBI債の発行頻度は、低下して来ています。従って、今後、SBI債購入だけを目的にSBI証券を選んだ場合、期待外れになるかもしれないので、要注意です。

また、保有中の債券ですが、この中には、ソフトバンクの社債があります。5年後の満期償還まで保有するつもりですが、ときどき、現時点の価値を知りたくなります。そんな時、取引画面の一つを開いて、現在の時価(中途売却する場合の価格)をチェックすることにしています。このように簡単に時価がわかることも、SBI証券のメリットの1つと言って良いでしょう。

なお、SBI証券の口座を開設した時点から、ハイブリッド預金と言う名のSBI証券と住信SBIネット銀行にまたがった預金口座も利用できます。そして、このハイブリッド預金口座を使うことで、債券購入時の振込み処理などを省くことが出来ます。これも便利な点です。

ところで、私の場合、もっぱら債券購入ばかりですが、今後、NISA利用での株式売買を始めることも検討しています。その主な理由は、SBI証券では、NISA利用時の株取引手数料が掛からないからです。ただし、この手数料ゼロの期間は2014年の末までとなっており、この点が残念ではあります。

以上、いろいろと書きました。いくつかの利点がある反面、欠点も少しあります。しかし、トータル的にみると満足のゆく証券会社であり、初心者にもおすすめ出来ます。

*SBI証券の看板商品についての補足:多くの初心者は、まず、利益の出やすい金融商品の購入から始めたい、と思っているはずです。一方、証券会社の看板商品は、通常、新規顧客獲得の目的から、お得な内容にしています。従って、看板商品の有無は、重要な点と言えるでしょう。

SBI証券は、その看板商品であるSBI債(SBIの社債)を、数年前から発行して来ました。このSBI債は、1年満期と短期であるにも拘わらず、1年で1.6%前後の高い金利が付くので、大変お得な金融商品です。そのため、大変人気があり、SBI債発行の際には、申し込み者の中から抽選で購入者を決めているほどです。しかし、最近は、SBI債の発行頻度が下がって来ているので、この点は残念です。

私は、過去に約6回、SBI債を申し込みました。そして、うち2回が抽選に当たり、それぞれ300万円分を購入しました。この購入した2つのSBI債は、いずれも年利1.6%でしたので、償還時までに、合計9万6000円の利金を受け取ることが出来ました。ちなみに、利金の受け取りは、半年毎です。

初心者がネット証券を選ぶ際には、証券会社がこう言った看板商品を持っているかどうか、と言う点も重要な判断材料になるはずです。

SBI証券を選んだ決め手は?

  • 取扱商品

私がSBI証券を選んだ最大の理由は、SBI債(SBIホールディングの社債)を購入するためでした。SBI債は、高利回りの社債(年利約1.6%、1年満期)として、インターネット上などで評判になっていましたが、購入できるのはSBI証券だけだったからです。

他のネット証券と比較・検討しましたか?

他のネット証券会社は、ほとんど検討しませんでした。その理由は、2つあります。1つ目は、SBI債を購入するためにSBI証券を選ぶ必要があったからです。2つ目は、多くのネット証券会社の中で、SBI証券は大手かつ老舗の部類に入る会社なので、安心感があったからです。

SBI証券の不満な点をお聞かせください。

不満な点を挙げるとすれば、3つあります。

1つ目は、SBI債の発行頻度の低下、です。特に、2013年12月の第32回SBI債発行以来、8ヶ月以上、発行されていない状況です。2つ目は、NISA利用の株式手数料無料が2014年の末までしか適用されないこと、です。2015年以降も、適用してもらいたいものです。3つ目は、取引画面の軽微な不備、です。致命的ではありませんが、今後、改善した方が良いでしょう。

手数料・取引コスト4.0 4.0

なぜ初心者にとって重要か
初心者の場合、少額での投資から始めることが多いでしょう。そして、少額ながら利益が出たとします。しかし、手数料などが高過ぎる場合、その利益を相殺してしまうかもしれません。やはり、手数料などは、安いに越したことはありません。

SBI証券では、金融商品により、手数料が掛かる場合と掛からない場合があります。

まず、国内債券(国債・社債・EB債など)購入時は、手数料が掛かりません。また、株式売買時も、NISAを利用すれば、手数料は掛かりません。従って、株取引の初心者にとっては、NISAを利用する方法が良いかもしれません。私自身も、現在、NISAでの株式購入を検討中です(NISAの口座は、今年8月に開きました)。ただし、このNISA利用時の手数料無料は2014年の末まで、とのことなので、要注意です。できれば、2015年以降まで延長してもらいたいものです。

次に、外債(海外債券)の購入やNISAを使わない株式の売買の際には、手数料が掛かります。また、投資信託については、購入時に手数料が掛かる商品の方が多いようです。そして、これらの金融商品の手数料の額は、個々の商品により様々です。

以上をまとめると、手数料に関しては、上述のNISA利用時の株取引を除けば、他のネット証券と比べて大きな差はないようです。

取扱商品の多さ4.0 4.0

なぜ初心者にとって重要か
取引画面が使い難かったり見難かったりすると、初心者にとって、誤った注文をしてしまう、等のリスクが高まるからです。

ほとんどの取引画面は、文字サイズやフォントなどが見やすいものになっており、コンテンツの配置もわかりやすくなっています。初心者にとって、使いやすく見やすい取引画面です。

ただし、一部の取引画面では、改善した方が良い点も見受けられます。例えば、「募集終了」の債券が、同じ取引画面の違う場所では、「完売間近」と表示されていたりします。こう言った点を改善すれば、より使いやすいものになるでしょう。

なお、今年の5月ころより、保有中の債券の時価(中途売却時の買取価格)が取引画面上に表示される様になったので、大変参考になります。以下に、私の場合の利用例を紹介します。

私は、5月と9月に、ソフトバンクの社債を購入しました。いずれも5年後の満期まで保有するつもりなので、途中で手放す予定はありませんが、ときどき、時価(中途売却時の買取価格)をチェックしたいと思います。そんな時、画面上で簡単に、現在の時価をチェックできるので、大変助かっています。

システムの安定性5.0 5.0

なぜ初心者にとって重要か
もし、取引中にシステムダウンが発生したら、一大事です。すなわち、システムの安定性は、初心者から上級者までの全利用者にとって、大変重要なポイントです。

SBI証券は、インターネットでの取引を1999年に始めており、ネット証券の中でも老舗の会社です。従って、ネット取引に関する長年の経験やノウハウが、システムの安定性の維持や改善にも活かされているようです。

私は、SBI証券の取引用ウェブサイトを、3年以上にわたり頻繁に利用していますが、システムダウンなどの致命的なトラブルは、全く経験していません。また、応答速度が妙に遅くなる、画面の切り替りに時間が掛かる、と言った軽微なシステムトラブルも、ほぼ皆無でした。

もちろん、ネット証券にとって、システムの安定性は必須条件と言って良いので、安定していて当り前なのかもしれません。しかし、実際に自分が利用してみて、はじめて確認できることでもあります。

初心者へのアドバイス

口座はいくつ開設するべきですか?

初心者が最初に開く口座は、1つだけで良いと思います。最初のうちは、比較的少ない金額から投資を始める場合が多いでしょう。また、ネット証券での取引にも、まだ慣れていないと思います。従って、まず、1つの証券会社を選んで、そこの口座を開くだけで、おそらく十分でしょう。

ちなみに、私自身は、初心者の時期から現在までの3年以上にわたり、1つの証券会社(SBI証券)の口座しか開いていませんが、特に困ったことはありません。

口座にはいくら入金するべきですか?

やはり、必要最小限の金額だけを入金すべきかと思います。例えば、ある債券を200万円購入したいなら、210万円くらいを入金する、と言った具合です。

私は、初心者のころ、購入したい債券を特に決めていないのに、多額の入金をしていた時期がありました。しかし、証券会社の口座にお金を寝かせておく

どんな銘柄にするべきですか?

債券の場合、社債、国債、EB債、外債(海外債券)などに分類できて、それぞれ、様々な銘柄(商品)があります。私自身の債券の銘柄(商品)選びのポイントは、初心者の頃から余り変わってませんが、手数料面で有利な銘柄を選ぶ、金利面で有利な銘柄を選ぶ、リスクが高いと感じた銘柄は避ける、外債の中では償還期限の長い銘柄を選ぶ、と言う4つです。

最後のポイントの理由は、外債の場合、手数料の高い銘柄が多いので、長く保有して金利を稼がないと、手数料分の回収が難しくなるからです。

初心者はどのように勉強すればよいですか?

ネット証券の知識を増やすためには、やはり、ネット証券の公式サイトや、投資関連の情報サイトなど、いろいろなサイトを閲覧することが、早道かと思います。

私は、初心者のころ、「債券」とか「金利」などのキーワードで検索して、情報を集めました。ちなみに、SBI債と言う高利回り債券があることも、そう言った方法で簡単に知ることが出来ました。

取引する上で注意することは何ですか?

初心者が債券を購入する際に注意した方が良い点は、主に3つあります。1つ目は、1つの債券の購入金額を比較的少額に抑えること、です。2つ目は、初めのうちは低リスクの債券を選ぶこと、です。3つ目は、少し慣れて来たら、リスクを分散するため、違うタイプの2つ(以上)の債券の保有を検討すること、です。

上記の3つ目に関連しますが、私の場合、現在、国内社債2つと海外債券1つ、計3つの債券を保有しています。すなわち、社債と外債をミックスすることで、リスク分散を図っています。

ネット証券 全般 Q&A

どのようなきっかけで株取引を始めようと思いましたか?

私が債券購入を始めたきっかけは、3年半ほど前、30年以上勤務していた会社を退職したことです。

その退職時、退職金の全てを銀行に預金しました。しかし、銀行の定期預金の金利は、何年もの間、非常に低い水準のままです。そこで、銀行預金の一部を債券などの金融商品の購入に回した方が良いのでは、と思い始めました。そして、退職後2ヶ月余り経った時点で、SBI証券の口座を開いて、債券購入を始めたのです。

株取引を始める前、どんな不安がありましたか?

私の場合、債券購入を始める前に、2つの不安を抱いていました。1つ目は、ネットでの取引なのでリスクがあるかもしれない、と言う点です。2つ目は、購入した債券にリスクがないかどうか、と言う点です。

こう言った不安はあったのですが、インターネット上で、ネット証券や債券購入に関する情報を収集するうちに、これらの不安要因は回避できる、との判断に至り、口座開設〜債券購入を始めることにしました。

株取引の魅力は何ですか?

債券購入には3つの魅力がある、と思っています。

1つ目は、銀行の定期預金に比べて、はるかに金利が高いこと、です。2つ目は、株式やFXなどに比べて、損失をするリスクが低いこと、です。3つ目は、さまざまなタイプの債券があること(選択の幅が広いこと)、です。

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