総合満足度 アドバイザー 求人件数 希望に沿った求人
3.03.0 4.0 2.0 4.0
良かった点
転職者に親身になってくれるコンサルタント
不満な点
転職支援のプロとしての経験と知識不足感
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公開日:2014/12/22

総合満足度3.0 3.0

ワールドトロッターさん(男性・30代・転職2回目・東京)
利用期間
  • 2年2ヶ月(2012年9月〜現在) *2014年11月現在
  • 当時36歳〜38歳
職種
  • 転職前:経営
転職活動の結果 現在も転職活動中
人材紹介会社で重視した点
  • 非公開求人
他の人材紹介会社の利用経験 リクルートエージェント *2012年9月〜現在 *2014年11月現在

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

まず、前提として、私自身の現職の立場上、求人数自体があまりないだろうと理解した上の情報収集でした。

まず総合評価としては★3の「どちらとも言えない」を選んでいますが、上記記載の点を差し引けば★をもう一つプラスしても良いかとも思います。

不満な点は大きくは2つあります。

1つ目は情報量の少なさです。四季報やインターネットで簡単に収集できる情報しか伝えてもらえないことが多く、特に求人の募集背景や当該ポジションに就く人物が最初に着手しなければならない課題などといった細かい情報は把握してないようでした。

2つ目は、コンサルタントが頻繁に変更になる点です。こちらについては他の転職活動者の話をきいたことがないので、私だけに起こったことかどうかは定かではありませんが、1年に2回も変更になったため情報の引き継ぎも含め面倒でした。

満足した点は1つ。

結果的には、複数のコンサルタントと面識を持つことになりましたが、皆さん一生懸命に私の要望に応えようとしてくださいました。転職者の希望を最優先に行動することが必ずしも良いとは限りませんが、そのようなスタンスを持っている人材紹介会社は経験上少ないので特徴的です。

良い点、悪い点がどちらも属人的な点であるため、担当となるコンサルタントによって印象は大きく異なる可能性については言及しておきます。

DODAを選んだ決め手は?

  • 自分が希望する特定の分野の求人が多い・多そう
  • 非公開求人が多い・多そう

先にも記載した通り、現職や現在の収入が一般的に考えると高い層に属してしまうため、それらに見合う求人自体があまり見つけられないという状況でした。

DODAのサービスはインターネットや電車の中吊り広告などでも「非公開求人」という点を全面に押し出しているため、どれくらいの数の非公開求人があるのかが一番の楽しみでもあり、また期待した点でもあります。

他社と比較・検討しましたか?

リクルートエージェントのサービスも同時に利用し実際にコンサルタントにもお会いしました。

求人の内容は別としても、求人紹介数については圧倒的にリクルートエージェントの方が選択の幅があります。

DODAのコンサルタントと比較をするとリクルートエージェントのコンサルタントは、立ち位置が明らかに企業寄りである点、また担当コンサルタントの知識のベースが実務を通じたもの(コンサルタントが担当領域の実務経験者)である点が大きな違いかと思います。

表現が難しいのですが、リクルートエージェントが「企業の論理」で話をし、DODAは「転職者の論理」で話をしている、という印象を受けます。

実際に使用して、DODAの強みは?

DODAは経営企画やバックオフィス系の求人は非常に少なく、かつ求人の内容についてもあまり情報がないため、企業としての中核を担うポジションにも関わらず「なぜその求人があるのか?」という根本的な企業の事情について把握をしてない場合が多く「実はそれほど急ぎの採用活動ではない」といったことが発生するケースもありました。

ITエンジニア系の求人やインターネット関連企業の求人は比較的数が多かったように思います。サービスとしての対象年齢があるのかどうかはわかりませんが、私の年齢では応募もできない求人の方が数は多いので、社会人経験が浅い年齢層の方々であれば、興味深い求人も多いのではないかと思います。

リクルールエージェントは、私の年齢でも応募できる求人数は多かったので(希望に合致するかどうかは別として)、この違いがどこから生まれてくるのかはとても興味深かったです。

アドバイザーの対応4.0 4.0

アドバイザーの性別と年齢 男性(20代)
親身な対応だったか? はい

年齢は比較的若い印象のコンサルタントが多く、職務経歴書の確認などにおいてもチェックシートの質問を受けているようなものが多かったです。

例えば、「事業収支管理は行った経験がありますか?」「どれくらいの事業予算をお持ちでしたか?」といった具合に、質問がYES/NOで完結してしまうものが多かったです。

「貴方の会社の事業収支管理の特徴などあれば、教えてもらえますか?」「その特徴は、今回の応募求人にどのような親和性があるとお考えですか?」「予算の大きな事業と小さな事業ではどんな違いがあり、特にどのような点に注意をしていますか?」などのように、私自身の職務経歴書上では読み取れない能力を読み取ろうとする質問がほとんどなかった点はとても気になりました。

一方で、こちらの希望を無下にせず精一杯の対応をしようとする姿勢や、淡々としたコミュニケーションでもなければ、砕けすぎたコミュニケーションでもない、適度な心地よいコミュニケーションで私の転職活動を和ませてくださいましたので、星4の評価をつけました。

求人件数の豊富さ2.0 2.0

本質問については、公平を期するため再度記載をします。
私自身がベンチャー企業の経営を行っております手前、求人のポジションや年収といった点において、そもそも希望と合致することが難しいという前提を理解した上でのサービスの利用です。

求人数が少ないことに理解を示しつつ、一方で「サービスについて満足か」と問われれば当然、満足していないという回答になります。

求人数を増やしていただければ当然、満足度も向上すると思いますが、求人企業側に委ねられる求人数の増加を簡単に行えるわけではないので、例えば企業側へ転職者を売り込みに行くようなポーズなどを取ってもらえるだけでも、印象が大きく変わるように思います。

希望に沿った求人の紹介案件数4.0 4.0

転職活動の結果 現在も転職活動中
職種
  • 転職前:経営
特に譲れなかった条件
  • 自分自身が持つことになる裁量の幅 (特に転職時での確約は難しい内容の為、先々の可能性も含めて)

数は少ないもののご紹介いただいた求人は、私自身が希望した条件に沿ったものでした。

一方で、沿っている条件というのは数字的に表現されるような年収や事業規模、売上高などに偏っていました。

この点については人材紹介会社全般に言える事なのかもしれませんが、もしかしたら自分自身でも気がついていない潜在的な転職動機に対して、求人を紹介してもらえるととても新鮮でサービスを利用してよかったと感じられるのかもしれません。(少々、要望としてはハードル高いかもしれませんが)

例えば、私自身の例をあげてみますと(自己分析からの判断ですが)、

1. 希望は大きな組織で、大きな裁量をもったポジションが希望と言っている。
2. 「大きな裁量を持つこと」と「大きな組織での大きな裁量をもつこと」には大きな違いがあると説明する。
3. もし○○さん(私)が、自分の判断と決定で会社運営をしたいという気持ちが特に強いのであれば組織の大きさは関係ないのではないか?
4. このベンチャー企業のポジションですが、組織はまだ小さいが重要な経営判断も含め一任してもらえます。○○さん(私)が能力を発揮して事業拡大に貢献すれば組織はご自身で大きくできるのではないですか?

などという具合に、段階的にこちらの本質的な欲求を汲み取り、例えばベンチャー企業での責任あるポジションといった求人をお勧めされたら、話を聞いてみたいと考えるように思います。

人材紹介 全般 Q&A

そもそも転職をしようとした理由は?

俗にいう「雇われ社長」という立場で会社経営を任されていましたが、最終的な決定権が自分自身にないことに対して、不満を持っていました。

自分自身で会社の経営を担っているという自負と、一方で自分の会社ではない(元来、会社は個人の所有物ではありませんが)という葛藤の中で、自分の仕事が誰のための仕事なのかがわからなくなっていってしまったという経緯がありました。

転職先に求めていたことは、自分自身の裁量権の大きさ、トップダウンではない意思決定プロセスを持った組織、現在の生活レベルを維持できる年収です。

どのようなきっかけで人材紹介会社を検討しようと思いましたか?

大手人材紹介会社であれば、景気や業界環境によって大きく変動する全体的な求人の傾向について把握をしていると思いました。

私が検討をしているような、企業にとって重要なポジションの求人情報というのはあまり外に出るものではないと思いますし、そのような情報を持っている会社はヘッドハンティング会社かまたは大手人材紹介会社にスポットで発生するのではないか、という仮説を立てて利用をしました。

アドバイザーからのアドバイスで、特に役立ったことはありますか?

履歴書のアドバイスではなく、職務経歴書のアドバイスであれば参考になった点が一つありました。

職務経歴書にすべての経験を時系列に沿って記載しようとすると膨大になってしまうため簡潔にまとめたつもりでしたが、逆に簡潔すぎてアピール不足とのご指摘をいただきました。

自分自身の経験の中でも特にアピールをしたいスキルをピックアップし、時系列に沿ったものではなく、スキル毎に経験をまとめてみてはどうか、というアドバイスは自分自身では考えたことがなかったので、非常に参考になりました。

実際に使用することはなかったのですが、時間を見つけて作成を行った結果、自分自身の経験やスキルの整理もできたように思います。

人材紹介会社を今検討している人に、「人材紹介会社の選び方・比較ポイント」としてどのようなアドバイスをしますか?

人材紹介会社から紹介をされる求人の多くは、〜35歳くらいをターゲットにされているように思います。その年齢を超えた場合は、求人の数が一気に少なくなるように思いますので、転職をすることを検討されているのであれば、自分自身の適齢期を逃すことないように注意をしてほしいと思います。

その上で、注意した方が良いと感じた点は3つです。

1つ目は、複数の人材紹介会社の利用です。

人材紹介会社と企業の人事担当者との関係性なども影響を受けているのか定かではありませんが、同じ求人でも求人の内容に微妙な差異がある場合や、紹介会社によって言うことが異なる場合があります。一つの会社からの情報だけで判断せずに複数の情報ソースを持つ方が良いと思います。

2つ目は、担当のアドバイザーとの相性です。

始めてすぐに完了するほど転職活動は簡単ではなく、時間と労力と気力を要します。
その期間中、支援をしてくれたり鼓舞してくれたりするのがアドバイザーなので、応募をする前に、幾つかの人材紹介会社を訪問してみて、「相性の良いところ選ぶ」のではなく「相性の悪いところを使わない」という選択が良いと思います。(これは複数の人材紹介会社を利用するという想定です)

3つ目は、応募のタイミングです。

初めての転職活動であれば尚更ですが、以下が全て企業ごとにバラバラである点を理解する必要があります。

・ 内定までに必要な面接の回数(1回で内定をいただく場合もあれば3回4回と面接をする場合もあります)
・ 応募書類の回答や面接の結果報告までに要する時間(早い会社は当日、遅い会社は1ヶ月以上待つ場合も)
・ 内定をもらってから返事をしなければならない期限(即日回答を求められることもあります)

つまり応募をしたいと思う会社が複数あり。(一旦は楽観的に考えて全ての会社から内定をもらえると想定すると)どの会社からどういう順番で応募を進めていくか等をある程度計算しないと、「同じタイミングで複数の内定を獲得している」という状況が生まれにくくなります。

人材紹介会社はどんな人におすすめできると思いますか?

転職によって「新しく得るもの」と「今までも持っていたが失うもの」があるということを理解している人。
または、転職によって得たいものが明確で、その理由も明確に答えることができる人。

人材紹介会社のアドバイザーは色々とアドバイスをしてくれますが、転職活動を行うのは自分自身です。そこに自分自身の主体性や目標があって、初めてアドバイザーが、そのための方法論を教えてくれることになります。

特に理由がない場合や、単純に今の職場が嫌だからという気持ちだけしか持っていない状態で人材紹介会社を訪問しても、あまり良いアドバイスは得られないでしょう。

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