まず初めて登録に行った際の面談で、『○○さんがご希望される○○のお仕事は人気な職種ですし、○○さんのご経歴では正直ご紹介は難しいです。』という話をズバッと言われ、希望する憧れの職種に就いてキャリアアップしたい！という強い想いで行っていた事もあり、ひどく落ち込んだ事を覚えています。そしてその後、希望ではなかったのですが、当時唯一の経験職種だった営業職ばかり勧められました。

希望ではないと最初は断っていましたが、とりあえずどうしても受けてみて欲しいと言われ、1社面接に行きました(保険会社の営業職)。そしてその企業から一次選考の合格連絡がありましたが、やはり考えた結果二次選考に進むのは辞退したいと思い、その旨をアドバイザーに伝えました。

すると『せっかく合格になったのに辞退してしまうのはもったいない。もう他に決まらないかもしれないですよ。』という事を、強めの口調で言われ、最初はとりあえず受けてみて欲しいと言われて受けたのに話が少し違うなと感じたのと、私には営業職でしか市場価値がないのかと、とても不安で悲しくなった事を覚えています。

確かに営業職であればすぐに決まったのかもしれませんが、もう少しこちらの希望や想いを汲み取ってくれても良いのではないかと思いました。

更に辞退の連絡をする側の気持ちからすると、せっかく紹介してくれたのに辞退するのは申し訳ないという気持ちで一杯であり、立場的にはこちらが弱い状態で、強気な態度に出るのはいかがなものかと思いました。こちらも謝るしか術がなく、電話を切った後にふつふつと怒りが湧いてきたのを覚えています。

きっと担当の方も悪気があった訳ではなく、紹介を決めなければいけないというノルマなり目標の中で仕事をしており、一生懸命だったのだろうと思います。登録者の立場に立ちすぎても仕事は出来ませんし、良くも悪くもあくまで営業活動の一環であるのだなと感じました。

結局半ば諦めていたところ、元々第一志望であった職種の紹介がやっとあり、運良く内定をもらい、入社を決めました。その点についてはもちろん感謝しておりますが、入社が決まってからはほったらかしで特にフォロー等なく、本当に仕事の為、ノルマの為だけにやっていて、人としてサポートしてあげたいという気持ちは一切なかったのだなという印象を再度受けました。

求人数は他社と比べると、本当に多かったです。ほぼ同業の企業に以前勤めていたのですが、業界内でもリクルートの人材紹介は求人数も多いし、どんどん人も決まるし、すごいと評判でした。

しかし質より量のスタンスで誠実さに欠ける点で、総合的には良い評判は聞かなかったです。しかし結局どんなに対応が良くても、良い求人がないと意味がないですし、対応の良し悪しは感じ方が人それぞれなので、全体的に満足としました。

事前に伝えていた希望通りの求人は、ほとんど紹介してもらえませんでした。

とにかく質より量というスタイルで、希望の仕事だろうとそうでなかろうと、バンバン仕事の紹介をする事でとにかくどこか決まればいいやという風に感じました。

結果として数少ない希望の求人の中から偶然就職先が決まったから良かったものの、基本的にはもうリクルートエージェントでの就職は難しいだろうなと思っていました。